copris club Nostalgic Car Selection |
'96 Mercedes-Benz UNIMOG427 |
ウニモグとは、メルセデス・ベンツで有名な、ドイツのダイムラー社が製造・販売する商用トラックの一種です。ダイムラー社は、世界有数のディーゼル・エンジンのメーカーでもあり、商用トラックの分野でも世界中から高い評価を得ています。 そんなダイムラー社が製造する数ある商用トラックの中でもひと際異彩を放つのがウニモグです。ウニモグは、60年以上の歴史からなる経験と実績が育んだ「多目的作業用トラック」の代名詞です。複数種類の作業用アタッチメントを用意すれば、それらを付け替えることにより、何通りもの仕事を1台のウニモグで行うことが出来るという、極めて経済的で合理的なコンセプトのもとに開発された、とてもユニークなトラックです。 今回ご紹介する427シリーズは当時のインポーターであるヤナセ(ウエスタン自動車)(現在のインポーターはワイ・エンジニアリング)より国内導入されたウニモグとしてのミディアムシリーズとなります。 排気量は5950cc、全長5270mm、全幅2100mm、全高2570mm、車両重量5050kgまさに小山のようですがコクピットに収まると視界の良さも手伝って操作性はよさそうです。 とは言いつつもアーバンユースは無理でしょうね。やはり似合うのは「作業場」そうあらゆる条件下の仕事場です。 程度としてはエンジンのかかりも一発ですし、アイドリングも安定しています。基本的に機関に関しては問題はありません。ボディーにはさびによるやつれやへこみなども有りません。車の性格を考えたらきれいなものです。車内の状態も十分きれいかと思います。言い方を変えるとあまりお使用感はありません。 1ナンバーですので車検は1年毎ではあるのですが、過去2年間で走行距離はたった100km程度ですね。基本的にきっちりメンテナンスしていただいていますので”いざ鎌倉”でも問題ないのですが、なかなか出動の機会もなくオブジェ化してしまっているのが現実のようです。 どなたか”働く車”として嫁にもらってあげてくださいな。 |
Exterior1 |
圧倒的な迫力です。本当に美しい機能美です。ボディーには腐食などもなく艶も十分あるようです。 塗装のブラックカラーも勇ましくまさに働く大人の車です。 いや〜かっこいいですよ。 本来使用目的を考えればさびなど気になりはしないところですが、ない方がいいに決まっていますよね。 96年式の427モデルは、当時のウニモグとしてより機能的に生まれ変わった世代となります。より扱いやすくなったのですね。 外見的には確かにそれ以前の少しファニーな406シリーズの丸2灯もいいのですが、機能優先ですよね。働く車ですから。 エンジンの音はたくましいのですが、オーナー様は慣れた手つきで操縦されていました。 先日車検は切れてしまったのですが1ナンバーの継続取得は問題はありません。 正直ここ2年余りで100kmほどしか動かしていないのです。オブジェとなってしまっているようです。 どなたか働かせてくださいな。そのほかの機能につきましても問題はないようです。 |
多少の深さの渡河でもまずは問題ないでしょうね。 | |
荷台には油圧アームが。最近自然災害による被害が多いようです。 そういう状況下でウニモグが活躍する場面はない方がいいのですが・・・・。 | |
けっして乗降性がいいとは申しませんが、乗りにくくもないですよ。 慣れてしまえば・・・。 |
スポットライトもセット済です。夜の作業においても効力を発揮することでしょうね。 |
荷台には油圧式アームがセットされています。 とりあえず付属パーツ類も一式そろっていますね。 |
Exterior2 |
リアのPTO取り出口ですね。 |
フロントにはウインチも付属いたします。 |
ディーゼル特有のエンジン音、排気音はそれなりではあるのですが 、乗り心地は実は悪くないのですよ。 |
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究極のアウトドア車です。 | |
Interior |
実用車としてのインテリアであるのにもかかわらず、きれいな状態を保っていると思います。 それにつけてもフロアーからにょっきり生えたレバー軍団。 ご安心くださいとりあえず取説つきですから。 すべて意のままに扱えることができたならどんな状況下でも安心かつ安全に対応することができるでしょう。それが”ウニモグ”です。 重ねますがインテリアは正直あまり使用感はありません。メルセデスらしいシンプルなコクピットは実用的です。 慣れてしまえば操縦も問題ないでしょうね。 小山なような巨体ですから、視認性こそがポイントだと思いますが360度しっかり見渡せます。 |
こうやって拝見すると開放的なキャビンであることがわかります |
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ある程度シート高調整できるようです。 |
シートの状態も悪くありません。破れやむごい汚れなどありません |
走行距離は57374km実働です。 この2年間ほぼ距離が伸びていません。 |
エアコンの送風口ですね |
個人所有としても、また社有車両としても、また公用車としても活躍の場は多いことと思います。 |
Others |
頑丈そうなフレーム。働く車です。 | |
リアには牽引フックと各油圧ブースが。 | |
荷台上の油圧式アーム アタッチメントの交換でいろいろな作業が可能です。 |
下周りもきれいです。さびやオイル漏れもないようです。 |
取扱説明書およびよりわかりやすいマニュアルつきです。 これがないとあれだけのレバーの数は扱えないのでは・・・・。 |
◆ コプリスクラブ取材記 ◆ 今回の取材地は八ヶ岳のふもとの別荘地です。ほんと静かでいいところですね。 現オーナー様は転居されはや3年とのことです。 都会の喧騒を離れ静かな環境に身を置かれのんびりと・・・・。ならばいいのですがそうでもなさそうです。 多趣味な方ですし、新たに事業も始められてもおられます。本業は山に入ってキノコ採りだなんて冗談おっしゃっていましたが、これがなかなか。 まあ忙しいかたはいくつになってもお忙しいものですね。 今回の取材対象はジープJ3とウニモグ427。両方とも多機能車です。 何となくオーナー様のことが見えてきますよね。 ウニモグにしてもJ3にしても状態は正直上々です。ただし所有されるとなると対象者を選ぶかもしれません。 しかしながらお好きで探しておいでの方なら一度見学の価値はあるかと思いますがいかがでしょうか。 現車は長野県八ヶ岳のふもとにございます。 ぜひ一度見学にお越しください。 オーナー様面白いかたですから楽しいひと時を過ごされることでしょう。奥様と秋の八ヶ岳をドライブがてらお越しくださいな。 ご連絡お待ちいたします。 |
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