ポルシェを語るとき「最新のモデルが最良のモデル」なのだという話はよく耳にします。
もちろんその通りなのでしょうが、やはり個人的には空冷ポルシェと水冷モデルは同じテーブルで語るべきではないと思うのですが、いかがでしょう。
さて空冷モデルの説明をすこしだけ。
1963年「356」の後継車として生まれた「911空冷ポルシェ」。
当初は開発コードそのままに「901」と名乗っていたのですが、プジョーが真ん中に0の入った3桁数字をすべて商標登録していたため「911」と改めたようです。
1963年の最初に生産されたモデルは901型、通称「ナロー」が911空冷ポルシェモデルの初代モデルとなります。
1974年に生産された2代目モデルは930型、1989年に生産された3代目モデルは964型、1993年に生産されたモデル993型は911空冷ポルシェの最終モデルです。
50年前のクルマなのに今でも絶大な人気を誇っている空冷ポルシェ。
現在ナローはもちろん993に至るまで空冷ポルシェの価格は右肩上がりです。
また程度のいい個体が海外に流れてしまっているのも事実のようです。
空冷ポルシェより水冷ポルシェの方が加速や性能も上がっているのですが、何か物足りない・・・。乗っていてワクワクしない・・・・。マニアの皆さんの共通語です。
空冷ポルシェのブレーキやハンドル操作・エンジン音は一度経験してしまうと虜になってしまうほどの魅力があるのですね。
つまり、最新の水冷は最強のポルシェですが、空冷は最高のポルシェなのだというところがポルシェマニアのひとつの結論なのかもしれませんね。
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