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今回ご紹介するのはAmericanSpiritそのもの・・
Indian Chief 1940’Modelです。
1940年と言えば、昭和15年ですから戦前と言うこ
とになります。
インディアンが誕生したのはハーレーダビットソン
誕生の2年前、1901年ですから明治34年です。
米国は本当に進んでいたんですね。
今回ご紹介のインディアンは、インディアンチーフ。
アールヌーボーなデザインが目を引きます。
『新しい芸術』として19世紀末から20世紀に掛けて、
優雅な曲線を用いたデザインが最高です。
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インディアンは世界のスピード記録を次々と更新した。
バード・マンローがボンネビルで世界記録を打ち立てた
映画『世界最速のインディアン』は私の好きな映画10本
に入っております。
インディアンは実に男っぽいバイクです。
作りが非常にシンプルで美しいのが特徴です。
こうした戦前のバイクが、直ぐに乗り出せる状態にある
と言う事が素晴しいです。
ただ飾っておくだけで無く、実際にエンジンを掛け公道
へと繰り出すことが出来る。
モノにも意識があると言いますが、本当に喜んでいると
思います。
40年チーフの優雅なデザインに跨がってゆったりと
ツーリング。
何処までも行きたくなります。
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こうした写真を見るとこのインディアンも米国の大地を
駆け巡っていたんだろう事が目に浮かびます。
旧いモノを大切にすると言う事を歴史を継承する事。
そんな風に思います。
実働車という意味はとても重い。
戦前のモノを動かし続けるには、幾人もの情熱と愛情と
技術と資金と運が必要です。
これらが、重なり合って初めて、こうした個体が存在
する事が出来るんですね。
この個体を本当に大切にして下さる方にのみご紹介致し
ます。本気の方は是非お問合せ下さい。
そして、Fan to Rideを楽しんで下さい。
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★このIndian-Scoutのポイント★
【POINTⅠ】
オリジナルのChiefです。
拘ったレストアに脱帽です。
フロントフォークが長く少し立っているところが特徴的です。
【POINTⅡ】
実働の個体である事。
実は、この事って簡単ではありません。
エンジンが掛かるのは当たり前、キチッと公道を走らせる
事が出来る。
当時、アメリカの大地を駆け巡ったインディアンに想いを
馳せてみる。
良いじゃないですか・・・
【POINTⅢ】
エンジンの形状をご覧下さい。
これがオリジナルの円さが特徴です。
時代とそぐわない個体も沢山あるのでご注意下さい。
【POINTⅣ】
現在車検が切れておりますが、ナンバーが付いており、
車検取得も可能ですから実働で個体を楽しめます。
【POINTⅤ】
車検証に保安基準が昭和15年になっております。
これも、維持していく事に置いて非常に重要なポイント
です。
車両情報:1200cc 一人乗り 車重250Kg
:長さ240cm 幅:87cm 高さ:112cm
【なかじいの取材記】
今回ご依頼を頂き東北へGO。
いつもお世話になっております。
ロイヤルカスタマー様の所へ伺いました。
いつもながらダンディーなオーナー様のコレクション。
私が何故こうして遠くまで伺うかと申しますと個体の素晴
しさもさることながら・・・
人との出会いがとても楽しいからです。
往々にして車やバイク、特に旧いモノを大切にする方は、
人間的にも魅力的な方が多いのです。
モノを大切にする人が魅力的なのか?
魅力的な人はモノを大切にしているのか?
全てが当てはまるとは言えませんが、魅力的な人はモノも
人も大切にする人が多いように思います。
今回お世話になったオーナーはとても魅力的な方で、仕事
や人生に関してもとても勉強になりました。
価値あるモノを価値ある状態でキープするのは、簡単に見
えて、そうではありません。
執念に近い情熱が必要です。
諦めないで追求するエネルギーがいるんですね。
次の世代に受継ぐ為に・・
今私が出来る事を尽くそうという観念がこの個体を価値あ
るモノにしているのでしょう。
素敵じゃ~ありませんか。
歴史的な遺産をしっかりと受継ぐ事を覚悟出来る方へと
繋げて行くとても稀少な個体です。
個体の状態は画像からのご確認頂けると思いますが、実際
はもっとオーラがあって素晴しいです。
とは言え、故障がまるで起らないと言うわけではありませ
ん。
乗りこなす為にはある程度の知識と技術を必要とします。
ですが、誰にでも初めては有ります。
アクシデントを楽しみながら、知識や技術を身に付ける!
それも、こうした個体を持つ醍醐味です。
いつもお世話になっているオーナー様ですが、
非常にキチッとされている方です。
今回他にもご紹介しますが、その全てが素晴しい。
とことん仕上げる方ですので、この方の後に車を引継が
る方は本当にラッキーです。
本気の方は是非一度ご覧下さいませ。
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