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by SEiyaaセイヤー愛知県代表加盟店 影山

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 Copris Club Nostalgic Car Selection
 
 '78 MG MIDGET 1500
 
 

       

   
”ブリティッシュライトウエイトスポーツカー”  いい響きですね。  イギリス車大好きの皆さんでしたらきっとわくわくされることでしょう。

本日ご紹介するのは「スプリジェット」、その中でも最終モデルとなるミジェット1500 1978年式モデルです。


1958年のスプライトMK1(通称カニ目  多少別枠扱いではあるのですが)から始まりその後の共通車体のオースチンヒーレーMK2、ミジェットMK1から最終のミジェット1500までの20年余りに渡ってこの魅力的なスポーツカーは生産されつづけました。各年代の各モデルすべてにおいて追及されたのは”FUN to DRIVE”。
比較的手ごろな値段とコンパクトなボディーゆえか今でも多くのスポーツカーファンに支持されています。マツダロードスターにつながるライトウエイトスポーツカーの源流がここにあるのです。


当時のMGにとって最大の輸出先はアメリカでした。しかしかの国において安全基準と排ガス規制は厳しくなる一方です。
それまでの主力Aシリーズエンジンのモディファイはさすがに限界にきており、かの国における当時の規制や基準に合わせるべく、改造のキャパと可能性を鑑みてトライアンフ・スピットファイア用のパワーユニットへの換装を決断したのです。
また低速で衝突した際の損害軽減を定めた規制に適合させるため、それまでの細く華奢なメッキバンパーから、大型で黒いポリウレタン製エネルギー吸収型バンパーに換装です。
ちなみに当時のMG-Bなんかも同じ理由でフェイスリフトでしたね。

もちろんこの新しいミジェット1500に対し当時の純粋なMGフリークは唖然としたことと思います。しかしながら1974年以降もMGミジェットが存在できたのはすべてこの英断のおかげだったのです。

最近ラバーバンパーの1500を見かける機会がほとんど少なくなりました。
そもそもミジェット1500ラバーバンパー(ノーマル車)は鬼子扱いで、よりクラシックでトラディッショナルなMK3に似せてメッキコンバージョン化されてしまっている個体が多いようです。
だからこそ最近その希少性も手伝ってノーマルの1500が再評価されているのですね。

私自身スプリジェットが好きで”カニ目””MK3”など3台ほど過去に所有していました。だからその楽しさは十分理解しています。
今回久しぶりにラバーバンパーをじっくり拝見して、なかなかこれがかっこいい。
なんか肩の力が抜けたその雰囲気が、普段使いのブリティッシュライトウエイト2シーターの本道ぽくって・・・。新たな発見です。

また欲しくなっちゃいますよね。

 EXTERIOR 1
 
この角度がらしいでしょ。

この子はオリジナルの塗装の状態も良くまだ十分艶も残っています。(ひと磨きすればピカピカです)
マルーンのボディカラーも落ち着いていていいですよね。

タッチアップの痕もごくわずか、”錆”や”えくぼ”などもほとんど発見されませんでした。
もちろん年式相応の部分もありますが、いい意味での”味”という表現がぴったりなのでしょうね。

全体の雰囲気として10点満点中の8ぐらいは問題なくあげられると思います。



 
クローズの時のサイドビューも結構好きなのですよ。
小ぶりで可愛いです。

 
   
   
 
画像に映っていませんがトノカバーも付属いたします。

 

 
ちなみにグリルのアルミ製格子は茶目っ気たっぷりのオーナー様の自製でして、簡単に外れます。
これはこれでお似合いですけどね・・・。

  EXTERIOR 2
 
ラバーバンパーは微妙に経年による変色が多少みられますが、”アーマオール”等のケミカル剤で十分対応できるレベルです。
このままの方がらしくていいですけどね。


 
それまでのシリーズ4のリアホイールアーチの形状から
シリーズ3までの角型アーチに戻されました。

強度的にこちらのほうが上だったみたいです。

 
   
この子は3本ワイパーですからアメリカ向けだったのでしょう。
   
幌の状態、十分及第点です。
   
リアキャリアに革製ボストンでも搭載して
どこに行きましょうかね。
 
管理の悪い個体はこういうところグズグズですが、
御覧のとおり錆など皆無です。
 
 
本来はロスタイルのスチールホイールが標準なのですが、
アメリカではワイヤーホイールが圧倒的に人気があったようです。

 
MG-Bなんかよりはるかに小ぶりなラバーバンパー
こうしてみるとデザインも悪くないですよね。
 INTERIOR
 
木目調のパネルはオーナー様の趣味で装着されていますが、
貼り付けてあるだけですので簡単にはがしてノーマル復帰も可能です。
もちろんノーマルステアリングも付属いたします。

どうですかインテリア、まずまずでしょ。


   
 
シートには破れやほつれなどもないようです。
 
   
 
ごめんなさい、ピント甘かったですね。
トランクの中もいい状態です。
 
ワイヤーホイールですから、こういったものは必需です。
 
 MECHANISM
 
トライアンフ・スピットファイアと共通の1493ccエンジン
ラバーバンパーと合わせすべてはアメリカの環境基準に適合させるための処置でした。
ただそのおかげでミジェットしては最も息が長いモデルとなり最終的には7万2289台も製造されたのです。

現車に関しては吸排気、水回り、電装、燃料系、冷却系及びエンジンと80万ほど費用をかけられています。
メンテ履歴の画像もほぼ残っていますのでご確認いただけたらと思います。

始動、アイドリング安定しています。基本的に走る、止まる、曲がる等に関しては何ら問題などないでしょう。
(もちろんオーナーが変わると微妙にぐずったりすることがあるのは旧車の常ではありますがご理解ください)

小ぶりなボディーをフルに使い、もちろんオープンボディーでミズスマシのごとく山道を抜けるとき、
無上の喜びを感じられるに違いありません。

また都会の街並みにもドンピシャな雰囲気をまとっています。今だからこそオシャレですよね。


   
キャブはゼニスストロンバーグからSU1-1/2ツインに

   
オルタも新品。古い英国車は必需ですよね。

   
オイル漏れなどもないようですね。下回りも十分美しい。
 
 OTHERS
   
整備マニュアルとモスのパーツ書も付属
 
整備履歴も画像で保管
 
取説はオリジナルで作成されています

   
 
     ◆ コプリスクラブ取材記 ◆

大好きなスプリジェット。
一度は皆さんに所有していただきたい1台です。
”カニ目”だったり1100ccのMGミジェットMK2なんかももちろんかっこいい。
1275ccのMK3やMk4なんかだったらそれこそ最高。
でもね今となってはお値段がそれなりに・・・。
だからこそお求めやすい価格の1500ラバーバンパーなのですよ。しかも整備にきっちり手をかけた。(実際にこの子は機関の整備だけで80万ほどかけています)

私はこの子結構好きです。今だったらスニーカー代わりで普段使いに・・・。
肩に力を入れずにどこまでもスイスイと。多少の雨でも気にせずに・・・。(特別オススメはしませんが)

それが”粋”ってもんですよ。

さてどんな方にお似合いかな・・。結婚前の若い方でも、お子様が独立されてご夫婦お二人だけのシニアドライバーの方たちにも、はたまた見目麗しい女性がステアリングを握っておられたらそれこそ可愛いったらありゃしない。

ああ夢が広がります。

さてこの子の所在は愛知県東部
いい個体だと思いますよ。

まずはお問い合わせを何なりと。
お待ち申し上げます。

ps:部品に困らないのが英国車の良いところでして東京九段の”BRG”さんにお願いすればほぼ完ぺき。私もお世話になっています。


                                 2019/12/10
                             コプリスクラブ 影山雄三

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みんな大好きスプリジェット。
ライトウエイトオープン2シーターの定番ですね。
とりあえず1度はお手元に・・・・・。




出品地 愛知県





*車検は2021年3月まで




*個人売買ですので消費税はいただきません










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Copris Club 代表 影山まで h・fone:090-4257-9113  e-mai:copris@zc4.so-net.ne.jp







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