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☆また一つ大切な思い出が、新たな趣味人の方へ受け継がれて行きました☆
by SEIYAAセイヤ愛知県代表加盟店 影山
◆ただ今出品中のメグロは、こちら です。◆
Copris Club Nostalgic Motorcycles Selection |
'59 メグロ ”スタミナ” Z7 |
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今回ご紹介するのは1959年式メグロ”スタミナ”Z7 フルレストア車両です。 まさにマニアの手により隙なく仕上げられたマニアのための最高の一台です。 Z7は1956年から1960年にかけて目黒製作所の手により制作された空冷単気筒500ccOHCエンジンを搭載した大型バイクです。 当時最高速度は120km/hを誇り新開発のスイングアームを採用したフレームによりスポーツライディングもこなし、警視庁の白バイ向けに大量に採用されました。現在残っている個体ももとは白バイ仕様だったのはそのためですね。 当時の大型バイクとしての人気は非常に高く”陸王”などの大型バイクたちを駆逐したものでした。 ”スタミナ”というのは当時公募により採用されたニックネームです。面白いですね。 目黒製作所はどちらかというと大型モデルを得意とし、戦後の小型車ブームに乗り遅れ、ホンダ等の戦後派メーカーに押されて次第に業績が悪化していったのですね。 1960年に川崎航空機工業(現在の川崎重工業)と提携したものの業績は上向かず、1963年には傘下となって「カワサキメグロ製作所」と改名、1964年についに事実上の倒産となり川崎航空機工業に吸収されこれで戦前からのオートバイメーカーは全て消滅することとなったのです。しかしながらメグロの伝統はカワサキ車に受け継がれ、Kが後の名車「カワサキ650W1」(通称ダブワン)の原型となり、更に後年のカワサキ W650、W400、W800 にまで影響を及ぼしています。メグロが開発したロータリー・チェンジ式4速足動ミッションは現在でも多くのビジネスバイクで採用されているのです。 先に述べましたが現車はマニアの手によりフルレストアされた貴重な個体です。 レベルの高いメグロ”スタミナ”Z7をお探しの方には本当におすすめの一台だと思いますよ。 乗ってよし、眺めてよし、いじってよし。バイク好きの最後に行きついた一台としても十分価値ある個体だと思います。 まずは一度ご連絡ください。 現車は愛知県中部にございます。 ぜひ一度ご見学され、オーナー様と楽しいお時間をお過ごしください。 当日は私も同席いたしますのでご安心くださいませ。 |
OWNERS VOIS(オーナー様からのご紹介) |
このメグロは7年ほど前、欠品のない不動車として大事に倉庫管理していた個体を入手し、私が1年ほどかけてフルレストアしました、”つかメーター”と呼ばれるメモリの細かいスピードメーターや珍しいダブルシート、サイレン取付ステーから判断し、白バイ仕様と思われましたが黒塗装されていました。 再塗装する際、黒塗装をはがしてみると”オリジナルの白”が出てきました。 前オーナーは収集家で、某バイクミュージアムが長年展示し、その後廃館の際にご縁あって購入されたとのことでした。 入手後自分で全バラし、フレーム系の塗装部分はすべて業者にパウダーコーティング塗装を依頼し、前後ホイールとタンク以外の各メッキパーツを再メッキ。 すべてのベアリング及びオイルシール類の交換、チェーンの全取り替え、電装関係では12Vへの換装、ハーネスの引き直し、 リアダンパーのフルオーバーホールとスプリングの交換(金型用耐久バネ)、フロントフォークのフルオーバーホール。 エンジン関係ではクランクベアリングを再研磨したうえ、ローラーの交換、シリンダーのホーニングと新品ピストンおよびピストンリングの交換(リペア品探しに苦労いたしました) クラッチ板交換、各ワイーヤー類の交換、その他メグロマーク入りの各パーツの装着、ハンドルやステップゴムの交換など、こだわってレストアいたしました。 オリジナルの三国キャブは摩耗が進行したため、最近”アマル”に交換いたしました。 バルブガイドはスケッチ後図面をおこし、リン青銅で製作し打ちかえています。バルブも交換しています。 タイヤは8分山ぐらいで、まだまだ十分走行できます。 エンジンは、テクラを押して、キック2〜3回で始動いたします。デコンプは不要なので作動しないようにしています。 なんといってもロングストローク単気筒500ccなので農発みたいなゆっくりしたアイドル回転音がとても心地いです。ゆるゆると田舎道を流していると心が癒されます。 また80キロ〜90キロで高速道路巡航ができます。もちろん100キロ走行もできますが、長時間の走行では抱きつきが発生するようです。 ガラスカップの耕運機用ガソリンコックがとても懐かしくいい感じです。 が、オンオフのみで予備機能がないのでガス欠は要注意です。 燃費はリッター25キロ〜ぐらいでしょうか。 バッテリーは装着していますが、マグネトー点火なので、バッテリーがなくても始動いたします。 今回ご紹介するにあたっての付属品として 取説・パーツリストなどの資料、メグロZ7の記事が掲載された雑誌4冊、レストア時に外したダブルシート(貴重品です)旧部品など。 追記 スピードメーター上の地球儀模様は後付けなので取りはずせます。Z7ではなく、他のメグロ車にはついていたようで。革製サイドバックはお付けいたします。 七宝焼きタンクマークのバック地は金色ですが、塗装ではなく金色アルマイトのナベ蓋をカットして楕円に細工したものです。(もちろんワンオフの特注です)取り外しも自由にできます。 |
Style picture1 |
![]() 美しい姿です。フルレストアされたその姿には独特の質感があります。 もちろんオリジナルで残すべきパーツはそのままに趣味よく仕上げられた個体です。 ボディーサイズは2270mm×820mm。車重は202kg。 25PS/3100rpmのエンジンにより120km/hの最高速度まで引っ張ります。 |
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![]() やはり基本は英国車なのでしょうかね。 |
Style picture2 |
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![]() いわゆるおしり 現在取り外されているセカンドシートもお付けいたします。 |
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![]() ナセル型のライトケースです。何か懐かしいですね |
![]() いわゆるハンドルバンパーノブです |
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![]() いわゆる”つかメーター” 白バイ使用のものものですね 走行距離はメーター読みで15200kmですが不明としておいてください。 |
Style picture3 |
![]() ロングストローク500cc のんびりと、ただのんびりとが一番似合っているのでしょうね。 ちなみにアマルのキャブレターは新品です。 | |
![]() エンジン型式はD エンジン番号、フレーム番号は一致しています。 プライマルケースの質感も美しいですね。 |
![]() ハート形チェーンケースがかっこいいです。 シールからのオイル漏れなどありません。 |
![]() いいじゃあないですか。このコック 耕運機用だそうです。 |
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![]() オイルタンクと工具入れの形状です。 |
![]() きっちり仕上げられているのは この角度からもお分かりになりますでしょ。美しいです。 |
![]() ピッカピカですよね。 その排気音はマニアにとって心地よく奏でます。 |
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![]() シリンダプッシュロッドの形状 美しいです アルミの質感もたまりません。 |
Style picture4 |
![]() いわゆる鉄仮面ヘッドライトといわれるものなのですが、”メグロ”マークが入っているのがお分かりですか・・。オリジナルです。 | |
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![]() オーナー様の苦心の作 詳しくはOWNERS VOISをどうぞ |
![]() フロントフェンダーの風切のロゴは カッティングシートで仕上げています。 |
![]() タイヤは8部山 サイドにヒビなどもありませんね。 |
![]() レギュレーター |
![]() このバイクには牧歌的なスプリングシートが似合いますね。 乗り心地もよさそうです。 |
![]() 鞍型シートにはトレードマークがリベット止めされています。 |
![]() 両サイドのミラーには”メグロ”のマークが刻印されています。 |
![]() リアステップにも”メグロ”のマークが。 |
Restoration details(ほんの一部ですがレストア時の画像です) |
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![]() タンクの再塗装前にもとの塗装をはがした状態です。 |
![]() タンク内も防錆処理済です。 |
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Others |
![]() かつてZ7の記事が掲載された雑誌をお付けいたします。 |
![]() Z7の取説とパーツリスト ありがたいです。 |
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現車のオーナー様は以前からのセイヤーのロイヤルカスタマーです。 社会的立場のある生粋の技術者、しかも遊び心もたっぷり・・。 そうですねあの”本田宗一郎”さんを想像していただけたらいいでしょうかね。 こだわりの方ですから現車の仕上がりにも抜かりはありません。 お忙しい中から時間を割いておひとりで(塗装は別ですが)ここまで仕上げられたのは正直感動いたしました。 まあお好きなのでしょうね。 エンスージアストここにありってな感じです。 車すきにはいろいろなパターンがありますが、現車のオーナー様は ご自身でいじりたい・・・。 典型的なそのパターンです。 レストアには最終着地点などありません。新車ではないですし、個人の感性のなかで仕上げられるものです。 もちろんこの個体も新たな購入者様が今後手を加えたくなる部分もあるかもしれません。それはそれ感性ですからね。 しかしながらここまで仕上げるには愛情と膨大な時間とお金がかかってしまいます。 そういう意味では、本当にいい状態のZ7をお探しの方にはお勧めの一台です。 さてどうして手放されるかのお話です。 次なる獲物に目が行ってしまったのですよ。これが。 何となくわかります。車すきは子供みたいなものですからね。 まずは何よりご連絡お待ちいたしますね。 できましたら生粋のこだわりのマニアのもとに嫁入りしていただけたらなと考える私です。 |
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