まずはMini Marcos MK4のご説明をさらっと。 ミニに関しては何も説明は必要はないでしょう。1959年8月26日に生まれた自動車史に残る名車です。実はマーコス(マルコスともいうらしいですが)社の操業も1959年となります。基本はミニのものを流用しての車体になるのですが、もともとキットカー的な性格が強いのでエンジンスペック等は様々ですし、ボディー形状もいろいろモディファイされています。 現車に関してはプレートから確認するとミニマーコスとしては第4世代のMK4となります。
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プレートにはシャーシNO 8047と刻まれています。 | 簡単に年代別の説明は下記のとおりとなります。
Mk1(1965-66)
ホイールアーチ、固定したドア・ウィンドウ、給油口の取り付け部の形状、フロントノーズ下の狭いナンバープレートパネル、高いフロアートンネル、固定されたリアウインドー、Cピラー部のルーバーに似た形状。
製造:Marcos Cars Components Limit
ボディーナンバー:6001-6143(Mk1とMk2)
全長:3.47m ホイールベース:2.03m 全高:1.12m 地上高:127mm 全幅:1.44m
Mk2(1966-)
Mk1からの変更点:アルミニウム・ドア・ウィンドウフレーム
Mk3(1967-70)
Mk2からの変更点:前面パネルの幅が広がりナンバープレート全体がのせられる。給油口取り付け部の形状が、凹型に変更。リアハッチは、オプションで追加可能。
ボディナンバー (7000-7626):Marcos Cars
(MIXX):Marcos Ireland Limited(およそ40台)
(その他):Dublin とその他の会社(およそ40台)
Mk4(1974-81)
Mk3からの変更点:全長延長、ホイールベース延長、Bピラー部の拡大、リアパネル下のバンパー部の拡大、ルーバー模様の廃止、ミニ・トラベラーのフロア形状の流用、リアハッチの標準化。
ボディーナンバー (8000-8099) :Marcos Limited
(DH8100-8428) :D&H Fiberglass Techniques Limited
Mk5(1991-96)
Mk4からの変更点:フロントスポイラー、ラバーマウント、プッシュ式ドアノブ、巻き上げ式ドアウインドー
ボディーナンバー (9000-9064) :Marcos Sales Limited
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