1973.ロータス・ヨーロッパ・スペシヤル 本国仕様(イギリス)の右ハンドル スーパーカー 趣味車 旧車 名車 絶版車 趣味人お手伝いサイト SEiyaaセイヤー! その他の車を見る SEIYAA TOP
★またひとつ、大切な思い出が、新たな趣味人の方へ受け継がれて行きました★
LOTUS EUROPA SPECIAL |
SPECIFICATION 1973.ロータス・ヨーロッパ・スペシヤル ●全長×全幅×全高: 4000×1635×1080mm ●ホイールベース: 2340mm ●トレッド(F/R): 1375/1385mm ●車両重量: 730kg ●エンジン形式: 水冷直列4気筒DOHC ●ボア×ストローク: φ82.55×72.75mm ●総排気量: 1558cc ●圧縮比: 10.3:1 ●燃料供給: デロルトDHLA40×2 ●最高出力: 126HP/6500r.p.m ●最大トルク: 15.6kg-m/5500r.p.m ●トランスミッション形式: 5M/T ●変速比: 3.62、2.33、1.60、1.21、0.87 ●最終減速比: 3.77 ●ステアリング: ラック・アンド・ピニオン ●サスペンション:Fダブルウイッシュボーン+コイル/スタビライザー :Rラジアス・アーム+ロア・トランスヴァース・リンク ●ブレーキ: F ディスク R ドラム ●ホイール+タイヤ: F5.5J×13+175/70/HR13 R5.5J×13+185/70HR13 ●走行距離: 67511 マイル 1973年型のロータス・ヨーロッパスペシアルの各画像です・ 右は独特の組み合わせである、フロントとリアの造形。ヨーロッパのヨーロッパたる、お父さんたちがわくわくするこの形です。(狼) 本国仕様(イギリス)の右ハンドルだけに、好みが分かれるアメリカ仕様の野暮な反射板はサイドについていないのです。 エンジンはスペシアルに搭載されるロータス・ビッグバルブユニット。 1558ccからツインデロルトにより126HPを発生します。 インテリアは十分美しくパネルにはヒビなどありませんし、シートの裂け、カーペットのほつれ等、確認されませんでした。かなりいい状態だと思います。歴代のオーナーに大事にされ、必要なメンテナンスを十分されてこられただろうは、十分うかがい知れます。 |
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◆ コプリスクラブ取材記 ◆ 今回はオーナー様の運転される横で短時間でありましたがドライブを楽しむことが出来ました。 まずは外見。例によってぺったんこで、どことなくユーモラスな顔つきと、特徴的なリアビュー。いつみても私の世代のおじさんたちは親しみを感じるのと同時にドキドキいたします。(なんといっても”狼”世代です) 高いサイドシルをまたいで助手席に腰を落とします。途端に視界は地面からほんの数十センチ。やっぱり低いです。瞬間でやる気にさせていただけますね。 ドライビングポジションに関しては車の性格上足元が少し狭いかなとは感じますが、なんといってもヨーロッパです。ノープロブレムです。シートはオリジナルのベージュ色のの美しいシートです。もちろんホールド感も申し分ないですね。あたりまえですが破れなど一切ありませんし、気になるような薄汚れなども確認できませんでした。 インテリアに関してはもちろん新車ではないですが、私の主観ではオリジナル性が残って(ほぼオリジナル)、なおかつ美しく保たれ好感のもてるものでした。ダッシュボードにもクラックなどありません。 もちろん個人の感じ方がありますので、見学はされるべきでしょう。正直きれいだと思います・・・・。 エンジンは一発。キャブ調整も全く問題ないようですし、ラフな挙動は一切ないです。 とにかくアイドリングが安定していますね。 吹け上がりもリニアですね。 実際運転されている横で感じたのは、ほんと調子のいい車だな・・・。ということです。 もちろんシフトはコクコク。ハンドリングはオンザレールでドライバーの少しの舵角に素直に反応するそのドライブフイールはシャープの一言です。 やっぱりヨーロッパのヨーロッパたるゆえんなのですね・・・。 ほとんどロールなどしないのですが、変な下からの突き上げなどなく、乗り心地のいいのにはびっくりしましたね。 これならイベントだけでなく毎日の足(?)にも十分いけるのではないかと思ってしまいました。 実際前オーナー様は数百万かけてフルメンテナンスされていたようです。(各部のオーバーホールも含めて) 今日は安全運転をお願いしましたので、ほんの少ししか現車の実力を拝見できませんでしたが、ライトウエイトスポーツの楽しさを味わうことが出来ましたね。 いい車です。ホントに・・・・。やっぱりロータスとかMGとかオースチンとかイギリス車は好きですね、わたしは。 う〜んほしいです。虫がうずきます・・・・。 そういいながら最近足車にアルファロメオの145を買ってしまいました。(色っぽいのですよ。このぐらいの年式だとほしいイギリス車はないのです) |
◆ エクステリア ◆ 美しいです。艶も十分にあります。ラインもきれいです。 今回納車にあたってフロントのフェンダー部分のFRP特有の塗装の浮も、はぐって再塗装されています。 基本的に珍しいボルドーカラーと相まって非常に上品なイメージが感じられました。 あたりまえですが割れ、歪みなどありません。 FRPボディーのよく言われるチェックポイントとして、ドアの下がり。 これは右は全く問題なし。チリはきっちりです。左ドアに関してはほんの数ミリというところでしょうか。 他の部分関しては問題ないと思います。 又、FRPボディー特有の塗装クラックに関しては、ひだりドア、左サイドリアフェンダー、エンジンフードの鍵の部分及びヒンジ周辺に若干確認はできました・・・・。もちろんむごいモノではないのですが、ご確認していただくのがベストでしょう。 この程度ならという範疇だとは思います。 |
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◆ インテリア ◆ 綺麗だと思います。年式は感じさせません。ダッシュなどにも割れなどありませんし、メーター類もきれいです。 カーペットも新品とは言いませんが、いい状態だと思います。 天井のたれなどありませんしシートに裂け目などはないです。 ステアリングはオリジナルだと思いますし、なんといっても走行距離は67511マイル(実働) 前回車検時66900マイル ここまで維持するのは愛情とお金は必要ですね・・・。 |
◆ 下回り ◆ 完璧に仕上げていただいています。 基本的に現オーナーは所有後数百マイルしかお乗りになっていませんし、完璧にメンテナンスをされた個体です。 破綻をきたすようなことはないですね。 綺麗ですよ。 |
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◆ エンジンルーム ◆ さて気になるエンジンルームです。 基本的にエンジンのオーバーホールも含めお金がかかっていますし、なんといってもきれいです。 ラフなエンジン音などありません。キャブの同調も完璧です。 ストロンバーグではなく、いまとなっては珍しいオリジナルのデロルトDHLA40 サイドドラフトです。 基本的に某オークションでは200万そこそこのスペシアルも掲載されたりするのですが。 正直言って購入後のことを考えたら不安です。100万円単位でお金がかかったりします。 エンスー所有のしっかり手間暇かけた車。一番お得なんでしょうねきっと。 実際手間暇がかかっています。 まずは画像をご覧いただき、改めてご見学いただけたらと思います。 |
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◆ 編集後記 ◆ この車をオーナーが所有されたのは半年前です。 奥様とお二人で地元をはじめ横浜、東京、高崎等のイギリス車を扱う有名ショップを巡りようやく出会えたのがこのヨーロッパだったのです。 カラーのボルドーも奥様がいたくお気に召され奥様の後押しで購入されました・・・・。 しかし、これから奥様とお二人で思い出作りをとお考えになった矢先・・・奥様がお亡くなりになったのです。 オーナー様とお話をさせていただき私自身胸が締め付けられる思いでした。 ご本人様におかれては車を見るたびに亡くなった奥様を思い出してしまいつらい・・・。いや、思い出の為にお手元においても・・・。いろいろお考えになったのですが、今回ご自身のお気持ちを吹っ切るためにもと惜譲となりました。 本当に心から大事にしていただける方へとのご希望です。 ぜひ一度現車を見学にお越しいただけたらとおもいます。 車は三重県にございます。 ご連絡お待ちいたします。 尚、車検は平成25年6月まで 十分楽しんでいただけます。 |
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