イタリアのメーカーで、今では知る人も少ないラヴェルダのRGS1000になります。
その中でも、当時財政的に厳しい中、建て直しを図る為、アグスタのチーフエンジニアを引き抜き、120度クランクに変更された3気筒を積んで発売されたのが、このモデルです。
当時の価格は200万円近かったと思います。 その為、日本ではそれほどの台数は売れなかったと思います。
こちらの車両は、RGSでもCORSAと言って、高圧縮、ハイカム等でチューンされたエンジンを積み、ブレーキもブレンボのゴールドシリーズを装着しており、車体カラーもタキシードブラックになります。
燃料の給油口もフロントカウルに車の様なリッドがあり、それを開けると給油口が現れます。
ノーマルのRGSでも現存するのは数少ないと思われますが、CORSAとなると、ますます現存して走れる車両は少ないと思います。
しかも当時のディーラーである村山モータースのステッカーもリアフェンダーに残っております。
30年前の車両になりますので、傷や錆、部品の劣化などは有ります。
購入当初、色々とトラブル(メーター不動、インジケーター不点灯、回転ばらつき、オイル漏れ等)がありましたが、気になる箇所は全て修理致しましたので、気になる箇所は今のところないと思います。
オイル漏れに関しては、ヘッドのガスケットより大量に漏れていたのですが、ガスケット交換後は完全に止まっており、
現在オイル漏れは無くスッキリしたエンジンになっております。
キャブも気難しいデロルトの3連ですが、内部部品を新品に交換して有りますので、3000回転以下では若干バラつく所も有りますが、高回転まで綺麗に吹け上がります。
アイドリングも安定しております。
これは、CORSAゆえハイカムが入っている為もあるかと思われます。
リアショックは前オーナーにより、ノーマルが抜けていた為、社外品に交換されております。
最近の整備、交換内容
平成24年9月以降の整備は以下の通りとなります。
24年10月:
各インジケーター修理(不点灯部分)
ガソリンメーター不動修理(センサー部分固着修理)
インテークマニホールド交換(ゴム製⇒アルミ&インシュレーターへ)
フロントブレーキディスク交換(リジット⇒中古フローティングへ)
キャブレターOH
(スロットルバルブ、ニードル、各ジェット類、加速ポンプダイヤ不ラム、ガスケットキットを新品交換)
スロットルケーブル新品交換
タンクキャップ新品交換
タンクエンブレム新品取り付け
エキゾーストガスケット新品取り付け
ヘッドガスケット交換
24年11月:
フロントブレーキマスター交換(YZR R1用)
リアブレーキマスタータンク交換移設
24年12月:
タンク錆取り(1回目)
ホイールベアリング交換(前後)
スプロケットハブベアリング交換
25年1月:
タンク錆取り(2回目)
ガソリンホース交換
ガソリンフィルター交換
クラッチレリーズOH(Oリング、フルード交換)
プラグ新品交換
パワーフィルター装着
ブリーザーホース交換
※ 車両購入後、ドイツのラベルダ専門ショップより、結構な金額のパーツを個人輸入にて購入しています。
非常にレアな車両ですが、各部品に手作り感があり、当時のラベルダの職人魂を感じさせられます。
ヨーロッパでは、今でもラベルダの熱狂的マニアが多数存在するのも、この車両に触れた者であれば、理解できます。
何と言っても、ラベルダ3気筒(120度クランク)の音は独特で、高回転の音はどのバイクとも違う痺れる音です。
是非、オーナーになって、この車両の素晴らしさを味わってみてください。
◆追記 4月1日◆
現在ETCが付いていますが、こちらは取り外してのお渡しになります。 また、ノーマルのフロントブレーキマスター、ブレーキディスク、フロントウインカー、ストックしている各種Oリング等も一緒に差し上げます。
◆追記 4月24日◆
「キャブレターのセッティングを変更しました(メインジェット、スロージェット共に一段大きくしました)ので、さらにパワフルに下から上まで吹けあがります。」 「現在走行距離12100Kmです。 以後調子維持のため増える事も有りますのでご理解お願いします。」 |