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DATSUN FAIRLADY SRL311"Low Window"

日産フェアレディと聞いてすぐに思い浮かべるのは「Z-G」や「432」に代表される「Z30シリーズ」ですかね。
この系譜のルーツをたどれば1952年に登場した「ダットサンスポーツDC3」なる車種に行きつくのですが、やはりフェアレディーの名を冠して国内外で最初に名声を博したのがSP310（ダットサン・フェアレディ1500）から始まるこのシリーズ。

それまでのダットサン・スポーツが、あくまでも実験的な過渡期モデルに対して、このSP310と呼ばれるフェアレディ1500は日産が世界に通用する日本のスポーツカーとして開発したものでした。
シャーシはダットサントラックのラダーフレームではあったものの、強化改良を加え、エンジンは当初71ｐｓのセドリック用4気筒ＯＨＶ1.5ℓのＧ型を登載。その後1.6ℓ90ｐｓののＳＰ311型に発展進化。
その性能は時速160ｋｍ/ｈに及ぶものでした。
その後1967年に併売する形でフェアレディ2000（ＳＲ３11）が登場。
排気量2000ｃｃのＳＯＨＣ”Ｕ20型エンジン”は145ｐｓを発生。
車両重量は優に1tを切る910ｋｇの軽量なボディーに145ｐｓですから、その性能は言わずもがな・・・。
0-400ｋｍ加速は15.8秒、最高速度はなんと205km/h、そののちこの記録は長い間国産車最高の称号を保持したのです。
当然のことながらレースシーンにおいても国内外において大活躍。
日本のレース史においても偉大な一台として、その名は今も受け継がれています。

さてこの子です。SRL311という車名からわかるよう、左ハンドルの輸出仕様、
ボディー、機関、インテリアと入念なレストアが施された美しい個体です。
もちろん現オーナー様の手元に来てから4年ほどに亘りますので、昨日レストアしましたと言うよりも、レストアが時間経過とともにしっくりなじんだという風情を醸し出しています。

また現在のメンテナンスは岐阜で有名なあのショップ。抜かりはありません。

マニアの皆さん垂涎のローウインドモデルですからね、一度は見学にお越しいただければと思いますよ。
もちろん、フルオリジナルというわけではありませんが、大変色っぽい個体だと思います。

ご連絡お待ちいたします。

EXTERIOR 1

ボディーシェルは前期型SRL311の意匠。
もちろん「SRL」ですからね当然”日産”ではなくて”ダッツン”でなくてはいけません！！

さてこの子の最大の特徴は皆さんご存じのとおり「ローウィンドウ」といわれる
傾斜角の強いフロントウインドウを備えること。
また三角窓も開閉式を採用し（後期型は固定式です）リアのナンバー周囲を囲むメッキモール、
リアバンパー上に1つだけ備わるバンパー灯も前期型の特徴です。

マニアにとっては憧れのそのシルエット。結局はこだわりでしょうかね。

幌をクローズにして・・・。このシルエットも様になります。
もちろんオープンにした時のかっこの良さと言ったら・・・。どちらも雰囲気とおさまりがいいですね。
当時の開発者の皆さんの熱い息吹を感じます！！

	ちなみにトノカバーも付属いたします。

EXTERIOR 2

チリ合わせもきっちりしていますね。

	この当時のレースシーンにおいて主役の一台であったフェアレディSR・・・。ヴァンやレーシングメイトのステッカーがしっくりきます。オーナー様の何気なこの感覚は結構好きです。
幌は雨天未使用ですからほぼミントでしょうか。ビニール素材ですと経年で擦れや破れ等発生したりしますが、この個体は後年リプロで製造されたキャンバス地のものです。質感は数段上だと思いますよ。、


三角窓はもちろん開閉いたします。

現在RSワタナベの8スポークがおごられていますが、
大変貴重なノーマル鉄チンとホイールキャップも付属いたします。

あっ　そうそうもう一つ、オーバーライダーも前後ともにお付けします。

ちなみに下の画像がそれです。

スペアタイヤと当時物のジャッキ
トランク内部もきっちり仕上げられていますね。

ローウインドウとケンカワイパー。
いい景色です。淑女という名を冠した男の車です。

INTERIOR

メーターパネルは1964年8月にマイナーチェンジされたSP初期型2代目の意匠です。（間違っていたらごめんなさい）

左から水温計タコメーター、油圧計、スピードメーター、アンメーター、時計、フューエルゲージと並びます。
ステアリングはオリジナルのオリジナル3スポークが・・・。
トグルボタンもそれらしいです。まさに初期型の意匠ですね。
シルバーのパネルとメーター配置がシリーズ中一番かっこいいと思うのですがいかがでしょう。
クラシカルで、いかにもらしいですよね。

実はSR311の初期型メーターパネルは5連メーターに全体がブラックアウトされたものなのですが、
この子はセオリーの中での特別誂えとなります。



シートの状態も大変美しいこの年式はヘッドレストは装着されておりません。
リアの小荷物スペースの仕上げもぬかりありません	もちろんETCは装備済です。

MECHANISM

セドリック用のH20型をベースにSOHC化された2ℓ直4のU20型エンジン。
最高出力145ｐｓ/6000ｒｐｍ、最大トルク18.0ｋｇ-ｍ/4800ｒｐｍを発生。
初期モデルのＳＰ310型が71ｐｓでしたからちょうど2倍にパワーアップです。

5速化されたMTを介してのパフォーマンスは最高速度205ｋｍ/h。
0－400ｋｍタイムは15.8秒、0－100ｋｍ/ｈ加速が8.7秒と
当時の国産車最高記録を長い間保持していたのですね。

この個体に関しては取材時にその始動性やアイドリングふけあがり、白煙等
特別にネガティブな部分は感じませんでした。
古い設計のエンジンですから若干のオイルにじみはあるものの、
まあ旧車として常識レベルかと思います。
よくしつけられた機関です。基本的に今すぐメンテナンスが必要な箇所はないと思いますよ。

きれいなエンジンルームです。	この個体はSUツインで武装です。

下回りも美しいです。

¥装着前のエキゾーストシステム

　　　　　　　　　　　　　　　　◆　コプリスクラブ取材記　◆

実はこの子の出自を紐解けば、以前鹿児島県を担当していらした我々の大先輩、名伯楽の永里さんご紹介の案件でした。
当時ご購入された私のロイヤルカスタマーである現オーナー様が4年ほど大事に乗られ、今回車両入替のため新たに好事家の皆さんへとのご紹介となります。

先に結論を言いますと、味のあるいい個体です。かっこいいし、色っぽい。
とりあえず手を入れるところもありませんしね。

もちろんフルオリジナルの個体ではありませんが、手間暇かけられた珠玉のローウインドウとでも言いましょうか。

私は結構この子に惹かれています。
オープンカーが似合う一番の季節到来ですしね。

ご存じのとおりフェアレディーSP/SRというのは我が国が誇るスポーツカーとしての金字塔です。
その資質や性能、レースにおける輝かしい歴史。我が国の自動車史に燦然と残る名車の一台です。

いかがですか、過去の車歴の中でまだ所有されておられないようでしたら、一度お手元においてしばらく楽しまれてもいい一台かなと思うのですが・・・・・。
何年か楽しまれた後にまた私がどなたかにご紹介いたしますから・・・・。笑

そんなわけで、それはそれは力強い淑女のご案内でした。
まずは一度ご連絡くださいまし。

2024/3
コプリスクラブ
代表　影山雄三

【出品地】

岐　阜　県

【車輛価格】

\ 5,380,000

*個人売買ですので消費税は不要です。

*車検は令和7年7月まで

*自動車税月割り及びリサイクル料金のご負担お願いいたします。。

掲載車両に関しての質問及び購入、見学のご希望は下記メアド/携帯までご連絡願います。
日中携帯に出られないときがありますが、折り返しご連絡差し上げます。

copris club　　代表影山雄三

携帯:090-4257-9113　　 E・mail:copris@zc4.so-net.ne.jp

【出品車輛募集】

大事な愛車の掲載方はご希望の上記メールもしくは携帯までご連絡ください。

基本的に私が、ご指定場所まで伺い取材・撮影後、責任をもってページを作成いたします。

★見学・購入の申し込み手順は、こちらのボタンをクリック！
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