Copris Club Nostalgic Car Selection |
'67 Alfa Romeo Giulia Coupe 1600GT Veloce Custom |
このマシン 元をたどればハヤシレーシングの社長がご自身と仲間の趣味のために作られたレーシングカーだったそうです。(右の画像がF4レースに渋谷 崇選手が戸田パワーの無限エンジンでハヤシレーシングより出場した際のものですが、ドライバーの後ろのBOXに”HR”のエンブレムが書き込まれているのがわかりますかね。同じものが現車の両ドアにも認められます)その後レーシング繋がりで、名古屋の今はなき”SUZUSHO 鈴商”さんの手元に。 長期にわたってショップの店頭に展示されていたようですが、どのような経緯をたどったのか岡崎のとある旧車のショップに譲渡されたようです。そしてご縁あって7〜8年前に現オーナー様のお手元に。 現オーナー様は”鈴商”さんに展示されていた当時から現車のことを認識され、何度も社長にお譲りいただけるよう懇願されたようですが、ほぼフルスペックの(なんとトリプルクラッチだったそうです)レーシングマシンのためとても街乗りはだめとのことでお譲りいただけなかったようですね。 その後岡崎で初恋の人に再び出会い、なんとか町乗りができるように手直ししていただき(とりあえずデチューン)晴れてオーナーに。 車の状態は各欄で詳細説明させていただきますが、正直私欲しいです。 速い。エンジンしっかり回る。そしてきっちり止まり、コーナーリングはまさに軽快。 正直、塗装面の状態はいいとは言えませんが、この年式のアルファによくあるボディーの腐りはありません。(もちろん小錆はありますが、どってことないレベルです) 少しやれた塗装の質感が渋いのなんの。 なんといってもみんな大好き”段付き”です。 私自身も過去”段付き”を所有していたのですが、ご縁あって手放しました。今思うと「惜しかった」というところでしょうか。 久しぶりに”段付き”拝見して、「うわ〜かっけー」・・・・・・。またまた例の欲しい欲しい病が・・・・・。 まあフルレストアの、どノーマルをお探しの方にはお勧めいたしませんが、がんがん楽しみたい方には間違いなくお勧めです。 プライス的にも十分コストパフォーマンスありかと思うのですがいかがでしょうかね。 現車に関しては過去複数回雑誌に掲載されたようですのでご存知の方もいらっしゃると思います。 いいですねジュリアクーペ。どなたか早めにお嫁にもらってくださいまし。 この車ほんといいと思いますよ。 |
EXTERIOR 1 |
ベルトーネによるそのデザインは当時まことに斬新で洗練されていました。(今見ても最高に美しい) 柔らかな曲線構成の丸みを帯びたボディー、盾のモチーフを中心にボンネットリッド前端線より デッキを一段下げて造形されたグリル(段付きの段付きたるゆえんですね) 猛禽を思わせるその表情。なんてかっこのいいことでしょう。 ボディーサイズは画像よりも相当に小さくびっくりするほどです。このサイズだからこそ愛らしいのですね。 現車に関しては塗装面の状態こそベストとは言いませんがさびや腐りなどもなく(フロントノーズ下に少し錆あり) リアのホイールアーチのオーバーフェンダーの造形がいかにもレーシーな稀有な個体です。 そもそも現オーナー様が塗装を手直ししなかったのはこの車のヒストリーを大事にしたいがための物でした。 その辺をご理解していただける方のところに嫁に出せたらうれしいですね。 |
リアのフェンダーの形状のかっこのいいことと言ったら。 |
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サイドビュー 車高が絶妙ですね。いいバランスです。 |
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EXTERIOR 2 |
1600GTヴェローチェ顔のフロントグリル あえてGTAにしていないのが”カッコイイ” イエローとレッドのツートンは定番でしょうか。 |
まる囲みの部分は購入時よりあったへこみ。 この車を語るときこれもヒストリーなのですね。 |
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当時のハヤシレーシングのエンブレム。 これを残したくて現オーナー様は新たに全塗装されていないのですね。 |
錆びてはいませんがリタッチの跡アリ。 |
天井の塗装面は御覧のとおり。美しくはないです。ひび割れあり。 |
リアのホイールアーチ。美しく仕上げられています。 当時どんなシュチュエーションで仕上げたのですかね。 |
サイドウインドーはポリカーボネイトです。 | |
ご存じクワドリフォリオ |
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サイドミラーは当時もの純正 |
ランプはキャレロではなくマーシャルのようですね。 |
GT VELOCE 男の車です。腕があれば女性でも。おかまだってそれなりに・・・・・。 |
もともとレーシングスペックですからね。必需です。 |
INTERIOR |
御覧のとおりダッシュボードはよりレーシーにブラックアウトされています。(ノーマルは木目でした) メーター類やスイッチは増設されスパルタンな雰囲気を醸し出しています。 ステアリングは多少時代がかっているのですが、手にすっぽりいい質感です。 |
シートは張り替え済ですね。赤のパイピングがいいじゃないですか。 |
当然ですが4点式ロールゲージ付きです。 |
この部分錆びやすいのですが御覧のとおり、ありません。 | |
このスイッチは消火器のものです。 |
残念ながら油温計は現在不動です。特別面倒なメンテは必要ないでしょう。 |
ご存じオルガン式のペダル | |
ダッシュにひびはないようです。 |
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両サイドのドア内貼りもきれいです。 |
MECHANISM |
ご存じアルファツインカム。説明はいいでしょう。この個体は2000ccのチューニングエンジンに差し替え済ですが、 残念ながら内部のスペックはわかりません。ただしトルクの谷間を感じさせずによく回ります。 もちろん始動性やアイドリングも安定しています。キャブはウェーバー45Φ、エキマニからマフラーもぬけがいいものに。 走行距離は56181mlまだまだ元気です。ミッションはクロスが入っていますので直線の最高速度より ワインディングドライブがファインです。サスは当たり前ですがチューニング済ですし ブレーキはドリルドローターにFキャリパーはポルシェのものに差し替えられています。 ノンサーボですからねフィールはダイレクトですよ。 まあご自身で一度確かめられたほうがいいと思います。それにしても絵になるエンジンルームですね。 |
タコ足の白の耐熱塗装がらしいです。 |
右隅に見えるのが巨大なオイルキャッチタンク |
キャブはウエーバー45Φ その吸気音とエキゾーストノーズが奏でる アルファサウンドは得も言われぬ趣があります。 |
ファンは手動の電動ファンのみです。レーシングカーの名残でしょうかね。 |
まる囲みの部分に少しだけ錆あり。オイルパンの形状いいですね。 アルファツインカムの性格上少しにじみあります。 | |
下回りはきれいだと(変な腐りなし)ショップからお墨付きアリです。 |
バッテリーはリアに移設。横に見えるのは消火器です。スイッチは室内に。 もともとレーシングカーですからね・・・。 |
ガソリンタンクはそもそも安全タンクがついていたようですが ノーマルに差し替えられました。ただし給油口はその名残でトランクルーム内に |
このホイールもともとどの車種用かわかります? |
タイヤはほぼ新品。50扁平ですが少しだけ車高が下げられていますので バランスはいいですね。強化された足回りとの相性もいいです。 |
◆ コプリスクラブ取材記 ◆ 今回の取材は名古屋近郊のとある都市です。 ジュリアいいですね。大好きです。また旧車価格高沸のご多分に漏れず最近ホント高くなってしまいました。 私はどちらかというと趣味車はかざっておくより直してできるだけ走りたいくちです。 特に、より早く走るために生まれてきた車種ならなおさらですね。 さて今回ご紹介するジュリアは週末の峠をガンガン攻めてあげてほしい。そんな感じの個体です。 かなり仕上がっていますからね。もちろん67年式のイタ車ですから多少のメンテは当然のことながら必要かもしれませんが、さほど気にすることもないでしょう。なんといってもキモのボディーはほぼ問題なしですから。(塗装は10段階中の6ぐらいかな) 前述のとおり機関はなかなかのもんです。速いです。楽しいです。 走り屋さん向きです。 いい感じの段付きお探しの方ぜひともご連絡ください。 見学の際は私も同席いたしますのでご安心くださいね。 それではお会いできるのを楽しみに。 |
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