第二次大戦後誕生した警察予備隊はアメリカより供与された各種兵器で武装していました。小型トラックの増備については、トヨタジープBJ型、日産・4W60型、アメリカウイリスとの提携による三菱・ジープによる３社の競争入札の結果、三菱・ジープを採用することとなり、1953年からCJ3A型のノックダウン生産が始まったのです。
全てウィリスの部品を用いるコンプリートノックダウンであるため、初期モデルにはスリーダイヤが有りませんし、左ハンドル仕様となります。

現車に関してはは国産ハリーケーン4エンジンを搭載しています。ボディーも有名ジープ専門店のこだわりぬいたコンプリートモデルであるため、仕上げにはぬかりありません。　型式はJ3　左ハンドル、ローフード仕様の昭和44年式です。ボディーは54Pタイプ、フロントグリルはM38のイメージで仕上げてあります。画像では掲載してありませんが、幌も付随いたします。
うむ、かっこいいです。

車の性格上気になるボディーの錆ですが、ごくわずかに荷台の小錆は散見されましたが、運転席下周りやフロアー等ウイークポイントには問題はないようです。
また機関部に関してもエンジンは安定していますしミッションからも異音など確認されませんでした。
もちろんクラッチのつながりもよいようです。（無粋なオイル漏れなども確認されませんでした。車検とったばかりですしね）

現実的に最高速度は70〜80ｋｍ程度でしょうし、車の性格を理解して大事にしていただけるマニアに所有していただくことがベストだと思います。（機関部の小改造でもっと速くはなりますが・・・。）
もちろん丈夫ですし、機能はいたってシンプルです。所有されることにおいてそれ程神経を使うこともないと思いますがいかがでしょう。（ショップの数も多いですしね）

現車は普通に所有され野や山を普通に駆け巡ることができると思います。ブリティッシュロードスターよりも確実に風と一体になることができると補足させていただきますね。