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★また一つ、大切な思い出が、新たな趣味人の方へ、受け継がれて行きました★

 
‘94 Healey Super Sprite
 
 
 
   Healey Super Sprite

ラリー・ドライバー兼エンジニアであったドナルド・ヒーリーとその息子ジェフリーが、イギリスの自動車会社BMCの依頼を受けて設計したのが「オースティン・ヒーリー・スプライト MkT」である。多くのコンポーネントを大衆車から流用し、必要最低限の装備しか持たないこのシンプルなスポーツカーは、搭載するオースティンA35用948cc直列4気筒OHVエンジンの出力もたったの43psに過ぎなかったが、オープン量産車としては世界初となるモノコック構造の車体は軽量で、小気味よいハンドリングを実現しており、安く抑えられた価格とあいまって3年間に5万台近くを売る大ヒットとなった。

当時は「財布の軽い若者のためのスポーツカー」と言われたが、生産終了から数十年も経てばまともな個体を探して走らせるだけでも大変な苦労となる。部品の入手にはさほど困らないというが、やっかいなのは当時自慢だったモノコック・ボディの錆や腐り。
それなら車体を一から作ってしまおう、と考えた人たちがいた。いわゆるレプリカ車である。中でも「フロッグアイ・カー・カンパニー」という会社が製造したクルマは非常に完成度が高いことで有名だった。
オリジナルの愛称から採った「フロッグアイ」というこのクルマ(日本では「カニ目」だがイギリスでは「カエル目」と呼ばれていたのだ)は、チューブラー・フレームで構成されたシャシーに、FRPで本物そっくりに作ったボディが被せられていた。エンジンは1990年代になってもまだMINIのために作られていたA型ユニットを借用。これは1958年のオリジナルと基本的には一緒だが、排気量は1275ccとなっていた。

やがてその評判は開発者のジェフリー・ヒーリー氏の耳にも届く。クルマを見たジェフリー氏はその出来映えに感嘆し、正式に「ヒーリー」の名前を使用する許可を与えると同時にいくつかの改良を提案。こうして「レプリカ」から晴れて「再生産された復刻版」と相成ったのが、今回ご紹介する「ヒーリー・スーパー・スプライト」というクルマである。

エンジンのスペックはいくつか用意されていたが、ウェバー製キャブレターを装着した「スプリント」仕様ではオリジナルを大幅に凌ぐ83psを発生。サスペンションにはスパックスの調整式ダンパーが採用され、フロントにディスク・ブレーキを装備する。ギアボックスはフォードから流用した5速MT。「スーパー・スプライト」という名前は、「スプライト」の性能を超えているという意味で付けられた。

日本では「アザブ・スポーツカーズ」が代理店となり1994年に発売。価格は標準仕様で348万円だった。
当時は、フル・レストアされた「オースティン・ヒーリー・スプライト」でも300万円程度で手に入れることができたし、「MG」ブランド復活として話題になった「MGF」が200万円台で買えたことを思えば、スーパー・スプライトは性能や装備のわりに価格が高く、販売的には成功とは言えなかったようだ。結局、日本に輸入された台数はわずか23台にとどまった。

当時は高かった価格も、現在では(見つかれば)200万円台で買えるようで、これはオリジナルの価格相場とほぼ一致する( "極上物" はもっと高いが)。
それなら生産されてから年月が経っていない「スーパー・スプライト」の方が安心して乗れるのではないか、そう考える人も多いだろう。

ちなみに見た目で分かるオリジナルと復刻モデルの大きな違いは、ボンネット(フロント・カウル)の開き方。スーパー・スプライトはオリジナルと逆に前ヒンジとなっている。そのため、オリジナルでも外されることがあるバンパーが、最初から付いていない。内装ではシフト・レバーのあるセンター・トンネルの形状が四角いことなど。

今となってはオリジナル以上に希少なヒーリー・スーパー・スプライト。このクルマの完成を見て間もなく、1994年4月29日にジェフリー・ヒーリー氏はこの世を去る。

ボディの錆と格闘しながら半世紀前のオリジナルに拘るか。あるいは僅かに遺された "最後のヒーリー" を知恵と工夫で維持し続けるか。
どちらも並みならぬ努力と情熱が必要なことは間違いなさそうだ。
オーナーにとっては、自分のヒーリーこそが "スーパー" で "オリジナル" なクルマなのだ。

 
         
 
 
         ◆ コプリスクラブ取材記 ◆

今回は三重県の四日市に取材にうかがいました。
いや〜ほんとに楽しいひと時でした。
まさに中年探偵団。
モーガン、セブン、MGなど名車がキラ星のごとく並ぶ秘密アジトでは大人のお面をかぶった少年たちが夜な夜な地球征服のたくらみを繰り返されているのです・・・・・。

武器といったら若い者には負けないバイタリティー。
皆さんパワフルです。


さて実はこちらの秘密基地はメンバーのお一人のご自宅なのですね。

昔からのなかのいい、心を許したエンスー仲間が今はモーガン一直線で集まっておられるのです。
何とモーガンの前はセヴンんだったそうですが・・・・・・・・。

いや〜いいですね。
それなりのご年齢になられ、ある程度時間の自由がきき、もちろん経済的にも余裕をお持ちになり、”これからはほんとに楽しいことがしたいね”っていう洒脱でジェントリーな大人(中年少年隊)の集まりです。

整然と並んだ愛車をご覧になればお分かりだと思いますが各車ほんとに愛情をかけられているのがわかります。ほんとピカピカです。お床にはオイル漏れの跡も見かけませんでした。

私は掲載依頼のお問い合わせがあった時には、極力取材にうかがわせていただけたらと考えています。
なぜならオーナー様のお車に対しての思いや、お手入れの状態、そして現状を拝見することは大事なことです。その為にもオーナー様といろいろお話をさせていただくことが何より重要なことと考えます。

愛車を次の方にゆだねることはさみしいものです。
それだけにオーナー様のお気持ちを理解して、ほんとに大事にしていただける方に責任をもって橋渡しをさせていただくのが私の役割です。

車という機械の引き継ぎということではなく、その思いも次の方にバトンタッチすることが何よりも大事なことと考えます。

さて今回ご紹介するのは94年式スーパースプライトです。
実は私初めて現物を拝見いたしました。

きれいですね。よく維持管理されています。何の破綻もございません。

またかなり完成度が高いです。
限りなくオリジナルですね。レプリカではなくジェフリーヒーリー(ドナルドヒーリーの息子さん)自ら監修したリプロダクトなのですからさもありなんです。バックヤードビルダーが作成したレプリカとは一線をかします。

塗装の状態、FRPのボディー、足回り、乗り心地、シャーシー、エンジンのレスポンス。いい感じです。 

基本的にはエンスー車の場合見学は必要ですし、常にお願いしています。

もちろん現車に関しても見学をお願いしたいのですが、私が見る限りこのまま陸送させていただいても何の問題がないように思います。
それだけいい状態なのですね。

その希少性や価格設定、またデイリーにガンガン使えるという利便性も含め趣味車としてお手元に置かれてもいいと思いますよ。

何と言っても1275ccのA型エンジンとFORD製5速ミッションにディスクブレーキです。普段使いでどんどん楽しんでください。

1275エンジンならミニのクーラーがいけそうな気がするのですがいかがでしょう?

今回このオーナー様からは現車とスーパーセヴンSr2仕様1700SS、そしてロイヤルエンフィールドが2台となります。

私と同じ英国車大好き人間ですね。
お人柄も含めいい味出されていました。


さて秘密基地はこんな感じです。

 
 
     
 
 お尻はこんな感じです。

どこから見てもオリジナルカニ目です。

スクリーンもクリーンですね。

   
 顔はまんまカニです。

オリジナルと違いはバンパーの有無だけです。

フードの開き方が違うのですね。
後ろから ”ガバッ”です。

あっ それとオリジナルと違う点がもう一つオースチンの丸いエンブレムもないのですね。



 
   
   
 FRP特有のクラックは確認されませんでした。
塗装の艶も十分です。
カラーはアーモンドグリーン。

ミニでおなじみのカラーです。
   
 
     
     ボディーはFRPですが、各パーツは形状もまんまオリジナルMK1です。



女の子が運転されても絵になりますよね。
奥様にいかがでしょう?(夏はクーラー着けないとだめですが・・・・。顔が溶けます)
 
   ステアリングはモトリタウッド。パネルはオリジナルに準じていい雰囲気です。
ウッドのシフトノブはコクコクと小気味いいシフトフイールですね。
ミッションはFORDの5速ですので心配ご無用。高速使っての長距離もストレスを感じないでしょう。
 走行距離は12784km。実走行です。

黒ベースにグリーンのパイピングのシートは破れやほつれは一切ございません。

オリジナルと違う点が画像に一転写っているのですがわかります?
トンネルの形状が四角なのですね。オリジナルは円筒形です。


カーペットの状態もいいですね。
 
   
 
   
   
 下回りはきれいなものです。車の性格上雨天時は走らされておられないうえに、室内保管です。マフラーには当然多少の錆はありますが、ガソリンタンク、シャーシにはほぼ発見されませんでした。
現車確認されれば納得です。

アロイホイールはmade in UK ミニライト風です。
いい感じですね。
 
 
 気になるエンジン部分です。

きれいなものです。
エンジンはA型1275cc
キャブはSUツイン
エアクリーナーはK&N

当然ですがオルターネーターですね。

フレームにも錆などありません。

ゴムパイプ類もほぼ新品です。
   
     
     
     
 
   
   オリジナルと違う点がもう一つ。
Fブレーキはミジェット1500用のディスクです。(Rはドラムです)
実はミジェットのディスクブレーキはかなり信頼性が高いのですね。確かに1275ccのA型エンジンのパワーはオリジナルとは段違いなのですが、このブレーキでしたら十分です。
何と言っても車重が軽いのです。
 
 
    ◆ 編集後記 ◆

今回助手席に乗せていただき短時間ですがドライブを楽しみました。
エンジン、ミッションも含め何にもストレスなどありません。
軽やかに本当に舞うようなドライブフイールは楽しいの一言です。
またボディーや室内、機関部分も美しい状態が保たれています。本当に歴代オーナーが愛情をかけられてきたのがよくわかります。

現車に関しては本当にふだんにどんどん使ってください。(もちろんオリジナルはいいに決まってますが、なんだかんだ言っても50年前の車です。それなりに神経使います)

姿かたちはまんまMK1です。それをヒーリー監修の元リプロダクトされたのがこのスーパースプライトなのです。

是非気楽な気持ちで楽しんでいただけたらと思います。
ちなみに車検は24年11月まで。

探されておられたようであれば間違いなく買っておいた方がいいと思います。


現車は三重県にございます。ご連絡お待ちいたします。


PS:愛知、三重、岐阜等近県のモーガン乗りの方がいらっしゃったらぜひ一緒に遊びましょうとオーナー様からおことづけが有りました。
秘密基地にぜひ遊びにいらしてください。私の方にご連絡いただけたら連絡先お教えいたします。

 
     
   サイドガラス、トノカバーもケースを含め付属いたします。
トップもきれいな状態です。骨組みにも錆などありません。
スクリーンもきれいです。
 
 国内に輸入された総数は23台とも、25台とも言われています。
現存しているのはおそらく20台はないでしょうね。
そういう意味でもコレクターズアイテムでしょう。



   ご承知の通りトランクへの荷物の出し入れはオリジナルと同じ、シートの後ろからどうぞ。

ボディーのチリもばっちりです。
 
 
★また一つ、大切な思い出が、新たな趣味人の方へ、受け継がれて行きました★

個人ですので、消費税は掛からず、上記の価格で、お求めいただけます。
*自動車税の月割り負担とリサイクル料の負担願います。
*銀行カーローン希望の方には、見積書作成します。


●ご質問は
メール copris@zc4.so-net.ne.jp TEL 090−4257−9113  FAX 053−522-8108   コプリスクラブ カゲヤマまで


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