日野 コンテッサ 1300クーペ
◆ヒストリー◆ 1964年発売。イタリアのミケロッティがデザインを手がけ、国際自動車エレガンスコンクールでの受賞を果たすなど国際的にも高い評価を得た。クーペではデザインのみではなく、機構的にも当時最先端の技術や工夫が惜しげもなく投入されていた。エンジンでは、セダンよりも出力をあげられたリアエンジンを冷やすため、ラジエターを横置きとして吸気系を負圧化、冷却気を後方から吸気し、エンジンフロア下方に排気するといった不思議な機構が備えられた。また、ブレーキは国産車では初採用となるディスクブレーキを投入。マスの集中化をねらって、フロントトランクのガソリンタンクはトランク後部、キャビン側によせて設置されている。 1967年にはトヨタとの提携により自家用車部門から撤退するが、65年から3年ほどの間に当時としては記録的な5万台を超えるセールスを記録。日野自動車の自家用車シリーズの最後を飾る、最後の煌めきのような車です。
◆特筆すべきコンディション◆ 当時の趣をそのまま残したフルノーマルの車体です。雨天時未使用、車庫保管。あいにく撮影時に霧雨状の通り雨が…車体は錆へこみはなく、塗装やエンブレムはすべて新車当時からのものです。
タイヤはホワイトリボンタイヤ。少々古くはなっていますが普通に乗り回すには十分の強度を残しています。
車内は赤い絨毯で丁寧な内装が施されています。各部スイッチ、ライトもすべて正常に作動します。残念ながら時計は不動です。
シートや内装にも破れやくたびれは全くみられません。
トランクには当時のままのビニールシート(下敷き)や注意書きがそのまま残されています。スペアタイヤの収納やバッテリー収納部分にも大きなさび等はみられません。本当にきれいなノーマルのコンテッサクーペです。
キーも4本そろっています。
入手時にレトロなリアスピーカーが残っており、取り外すと大きな穴が目立つので、逆にその趣に合わせてカセットデッキを取り付けました。残念ながら不動ですが。
エンジンもとてもよく吹け上がり、重厚な排気音を響かせて力強く走ります。高速道路も問題なく流れに乗って走り、120q走行もらくらくです!
年式 1966年 (昭和41年)
車検有効期限 平成27年4月30日
走行距離 69.300q(平成25年5月1日) /68,600km(平成22年12月6日)
事故による、修復歴 修復箇所 なし
所有者履歴(1オーナー、複数 ) 複数
EG MT オーバーホール(有、無) なし
電装類 (ライト、メーター、エアコン、カーステなど)の不動箇所 カセットデッキは不動です。
錆の程度、箇所 なし
足廻り(ノーマル、オプション) ノーマル
最近の整備・交換内容 なし
定期点検記録簿、部品購入記録(有、無) あり
オプション装備 なし
★もっとも気に入っているところは、クーペ独特のスタイリングと力強い走りと重厚な排気音。流れるようなラインとホワイトリボンタイヤのコラボ。ウッドステアリングとメッキリングで飾られたパネル。足下に敷き詰められた真っ赤な絨毯と同色のフロアマット。現代の車では味わえない独特の存在感がたまりません。
★この車との憧れ・出会い・思い出は、 多くの場所へ乗っていきましたが、どこへ行っても注目の的でした。
◆5月4日追記◆ コンテッサ1300クーペ、車検終了しました。
↓各部整備・交換済です↓
◆5月11日追記◆
スピードメータケーブルを新品に交換しました。
クラッチレリーズシリンダーをリビルト品ですが、完全な物に交換しました。
その他多くの手を入れていただきました。
今回、引き続き、趣味人の方に受け継いでいただければと思い、趣味車界一、安全に個人売買ができるSEIYAA様に依頼しました。他では、売りませんし、直接対応はしませんので、よろしくお願いいたします。
SEIYAA 取材
|