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by SEiyaaセイヤーファミリー 愛知県代表加盟店 コプリスクラブ影山

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 Copris Club Nostalgic Car Selection
 
'66 FIAT 850 SPIDER
 
 

       

   
昨年も春先に真っ赤な車を2台ご紹介しましたっけ。(BMW Z3とフェラーリ348ts)
今年も真っ赤な車を3台ほどご紹介いたします。まずは今回は第一弾。

さて皆さんブレザージャケットの語源はご存知ですか。
1829年ケンブリッジ大学とオックスフォード大学のレガッタによる定期対抗戦がテムズ川で開催されました。その際、ケンブリッジ大学のボート部の漕ぎ手たちが、母校のカレッジカラーである真っ赤なのフランネルのジャケットを着用しそれが川面に移るさまを見て両行の応援団が口々に”BLAZE、燃えるようだ”(blazing red、blazeは炎の意)と発したことがブレザーの起源と言われているようです。それはそれは大変美しく、まさに燃えるように川面に映えていたそうです。

今回の取材もたまたま続けざまにボディーカラーが燃えるような”赤”でしたので昨年のコピーを思い出し再登場させていただきました。


それではキュートでオリジナル度の高いFIAT850スパイダーをご紹介いたしましょうね。
(第2弾はこれまた美しいポルシェ930SC、第3弾はミニモンテカルロ仕様です。お楽しみに)


まずは簡単に850スパイダーのご紹介を・・・。
フィアットは1965年のジュネーブ・ショーにおいて、前年にリリースした大衆車「850(ベルリーナ)」をベースとした2シーター・オープンモデル「850スパイダー」を発表しました。同時発表のクーペと同様、シャシーやRRの駆動方式、パワートレインなどベルリーナのメカニズムを踏襲しながら、ベルリーナともクーペとも全く事なるデザインのボディが与えられたのです。



エクステリア・デザインは社内スタッフによるベルリーナやクーペと異なり、カロッツェリア・ベルトーネに委託されました。そう、当時在籍したジウジアーロの手によるデザインです。
そのスタイリングは、丸みを帯びた流麗なフォルムと、斜めに寝かせて装着されたヘッドランプが特徴でした。今でもジウジアーロのデザインした車種の中で傑作の1台だと称えられているようです。

ボディサイズは全長3,782mm×全幅1,498mm×全高1,220mmで、ベルリーナよりも207mm長く73mm広く、そして165mm低いディメンションでした。ホイールベースはベルリーナやクーペと共通の2,027mmで、車両重量はベルリーナより65kg、クーペより5kg重い735kgでした。サスペンション形式は、ベルリーナ/クーペ同様のフロント:ウィッシュボーン+リーフ式/リア:セミトレーリングアーム+コイル式となります。

1968年にエンジンの排気量を903ccに拡大し「850スポルトスパイダー」に移行したのですが北米の安全基準をクリアする為、ヘッドランプが一般的な直立した形状に変更されました。
またアメリカ国内での人気も高く1973年まで生産されたのです。

 EXTERIOR 1
 
美しい流麗なボディーはジウジアーロのものです。
当時の英国製のオープンカーとは一線をかしたそのデザインは何気にイタリアンの匂いを感じさせるものです。

ご存知かもしれませんが、ヘッドライトとリアランプはランボルギーニミウラとの共通なのです。

現車に関してはボディーにえくぼや錆、小傷などもなく良い状態です。もちろん過去全塗装されていますので艶も十分です。

エクステリアで気になる部分は前後バンパーやノブなどのメッキパーツでしょうかね。
おそらく当時のまんまですので多少痩せたり、錆も浮いているようですが、再メッキしてあげれば完璧でしょうかね。

あとはハードトップの内貼りも少し時代がかっているようです。

尚ソフトトップに関しましてはリアのスクリーンは張り替えたほうがよいようです。
ちなみに現オーナー様の手元に嫁入り後ソフトトップを張ったことはありません。(硬化して縮んでいる可能性はあります)


 
どうですかハードトップ。
これはこれでいいのですが、やはりスパイダー。オープンの方がかっこいい。
もちろんハードトップは付属いたします。

 
 
可愛いでしょ。この顔
 
リアが少しだけ下がっているのは、リアエンジンだからです。
 
初期型のリアのシルバーのアルミパネルが渋い。
 
   
   
 EXTERIOR 2
 

   
左の画像はご存知”ミウラ”
850スパイダーとヘッドライトが共通なのです。
ミウラよりパッチリオメメに見えるのはボディーサイズの違いからです。

 
フロントバンパーは少々えくぼとメッキ部分の腐食あり。
再メッキしてあげればきれいに仕上がるでしょう。

 
リアバンパーは少しメッキが痩せているかな。
テールランプはミウラと共通。
 
可愛いドアノブ。
 
   
 
ハードトップに交換する際はこのパネルを交換して装着です。
2人いれば大丈夫。
 
リアエンジンですからね、ルーバーは必需です。
 
ウインド周りのゴム類も交換済ですね。

 

 

 
FIATロゴ入りのホイールキャップ
国内で探すとなると結構苦労いたします。
 
こちらは後期型のおケツ。
なんかモダンになっちゃいましたよね。
初期型のお尻の方がらしくていいです。

 
CARELLOのロゴが読み取れますかね。
もちろん当時のまんまです。
 
ご存じベルトーネ
 
ちなみにこちらは後期型、北米仕様です。
顔つきはやっぱり初期型がかわいいですよね。
 INTERIOR
 

インテリアは御覧のとおりほぼオリジナル。いい感じに時代がかっています。
少しチープなウッドパネルがアルファロメオのジュリアなんかと雰囲気がにてますね。

また最近痛んだステアリングをこれも純正の当時ものに交換していただきました。

シートもおそらく過去に張り替えられているかもしれませんがよい状態を保っています。
またドアの内貼りもきれいなものです。メーター類もフル稼働です。

短時間自ら運転してドライブさせていただきましたがペダル類の位置が少し右寄りかなとも思いましたが
慣れてしまえばどってことはないでしょう。

   
 
ダッシュには割れなどありません。
 
 
シートの奥のスペースにはソフトトップが。
スクリーンは要交換です。
 
シートの状態はいいですよ。
   
 
内貼りも張り替え済ですね。
 
サイドシル。錆やニキビなども皆無です。

   
 
フロントボンネット内部。

そこそこ荷物は積めそうです。
 
 MECHANISM
 
リアに搭載されるエンジンは、ベルリーナ用843cc水冷直4OHVをベースに圧縮比アップや
キャブレター変更などのモディファイが施されました。
それに伴い、最高出力は14ps程高い48.7psに、最大トルクは0.9kg程大きい6kgmに向上しました。
殊に最高出力はクーペと比較しても約2ps高く、850シリーズ最強でした。4速MTを介しての最高速度は、
ベルリーナより19km/h、クーペより5km/h高い140km/hでした。
又、ブレーキはベルリーナの4輪ドラム式から、クーペ同様にフロントがディスク式にアップグレードされました。

現車に関しては基本的に1発でエンジンが目覚めアイドリングも安定していました。
ミッションに関してはシンクロもしっかりしており、特別癖などもないのですが
慣れるまで少しだけWクラッチを意識したほうがスムーズかもしれませんね。


 
電装であったり、各種コード、パイプ等消耗部品は
すべて交換済です。
 
こういう向きでラジエターがついているんですよね。
おもしろいですね。
 
整備性は850ベルリーナよりも格段にいいですよ。
 
たぶんエンジンルームはオリジナル塗装だと思います。
 
 SPECIFICATIONS
 全長×全幅×全高  3780×1550×1220mm  車両重量  735kg  エンジン  水冷直4 OHV 843cc
 駆動方式  RR  変速機  4速MT  最高出力  48.7ps
 Fサスペンション  ウィッシュボーン・横置リーフ  Rサスペンション  独立 セミトレーリングアーム・コイル  最高速度  140km/h


 







 ◆ コプリスクラブ取材記 ◆

春です。オープンカーが最高に楽しい季節がやってきました。
私大好きなんですよね。

この時期オープンスポーツを楽しむときは花粉症予防のゴーグルと鼻に詰めたティッシュは必需なのですが(マスクは野暮ですのでいたしません)満開の桜の下をかみさんと二人(これですよこれ!こうでなくちゃ)全開で・・・・・。
本当に贅沢なひと時です。

もう子供も独立し夫婦2人だけの生活ですからね、少し遠出をしてうまいものでも、てなもんですよ。(しばらくご機嫌いいですから、しめたもんです。)

オープンカーに乗るなら小ぶりな子がいいですね。
スピードもそんなに出なくても十分。
雰囲気を楽しむ車ですからね、70年代までの小粋な奴で。
まわりの視線を意識してちょっとファッショナブルに・・・。

いいじゃないですか。大人の趣味の時間です。

そんな方にピッタリな850スパイダーです。

正直速くはありません。贅沢な装備など皆無です。時代がかっている部分もそれなりに。もちろん簡単な構造ですのでメンテは楽そうですが。

今までいろいろ車趣味で楽しんでこられた方のおまけの1台にどうでしょうかね。
おもしろそうですよ。

さてこの子は愛知県中部セントレアの近くに住んでいます。
オーナー様は昔からのセイヤーのロイヤルカスタマー。

是非一度見学にお越しください。
その際にはなるべく私も同席いたしますのでご安心ください。

それではご連絡お待ちいたします。

 5/16追記及びお詫び

掲載していました車検有効期間に間違いがありましたことにお詫びを申し上げると同時に、新たに継続車検をお取りいただきましたので変更させていただきます。
過去掲載 車検有効期間2020年12月→2020年5月へ訂正、今回継続車検取得で2022年5月までの有効期間となりました。

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 初期型850スパイダー。可愛いでしょ! しかも遅い。でもこれがいいのですよ。
季節はもう春  スパイダー転がすのには最高のシーズンです。


出品地 愛知県


2020/5 追記


*車検有効期間2022年 5月




*年度替わりです。自動車税の月割及びリサイクル券費用はご負担ください




掲載車両に関しての質問及び購入、見学のご希望は下記までご連絡願います。

Copris Club 代表 影山まで h・fone:090-4257-9113  e-mai:copris@zc4.so-net.ne.jp




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◆大事な愛車の出品ご希望の方は携帯もしくは上記メールまでご連絡ください。
出来る限りご自宅まで取材に伺い、責任をもって私がページを作成いたします。


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