今回はレストアベース車両のご紹介です。
車両はBMW2800CSとなります。
まずはとりあえずBMW2800CSのご説明をポチッと。
BMW2800CS 1968年に2,788ccの水冷直列6気筒、SOHCエンジンを搭載した2800CSが発表されました。キャブレーションは35/40INATのゼニス・ストロンバーグ・キャブレター2基を装着し、9.0:1の圧縮比から最高出力170hp/6,000rpm、最高トルク23.6kg-m/3700rpmを発揮させていました。
トランスミッションはフロアシフトの4速M/TとZF製の3速A/Tが用意されており、最高速は4速M/T車で206km/h、3速A/T車で200km/hに達したようです。
ボディーサイズは、搭載エンジンが前モデルの2000CSの4気筒から6気筒に変更されたため、フロントのオーバーハングが延長され、全長4,660mm×全幅1,670mm×全高1,370mmへと拡大されています。フロントマスクはあのマルチェロ・ガンディー二デザインの2000C/2000CSの前衛的な一体型ヘッドランプではなく、大型4ドアモデルで採用されていた丸目4灯タイプになりました。 これにともなって、車両重量は2000CSの1,200kgから1,370kgへと増加しています。
サスペンションは、フロントにはマクファーソンストラット+コイルスプリング、リアにはセミ・トレーリング・アーム+コイルスプリングとなり、標準で前後ともにスタビライザーが装着されています。ボディー重量の増加とエンジン出力の増大によってブレーキ自体も大型化されており、フロントにφ272mmのディスクブレーキを、リアにφ250mmのドラムブレーキを採用しています。後継モデルの3.0CSからは後輪もディスクとなっていますね。現車はうれしいことに部品取り用の3.0CSより取り外したディスクブレーキも予備パーツとして付属しますのでお好みで差し替えられてもいいかなと思います。 2800CSはM/T、A/Tをトータルして、総計9,399台が生産されたようです。
この美しい流麗なボディーデザインはファンも多いのではないでしょうか。また3.0CSLはレース等でも有名ですね。当時ポルシェ934とか935とツーリングカー選手権でガンガン戦っていたのを懐かしく思いだしました。
さて今回ご紹介するのはあくまでもレストアベースであるということをご理解の上お問合せください。 基本的にボディーと室内は一度仕上げられていますので特別手を入れる必要もないかもしれません。基本的にむごいさびなどもありませんが、右リアフェンダーに保管時にぶつけてできたへこみが一か所あります。 バンパーにもほとんど錆などはないのですが、きっちり仕上げるのであれば再メッキもありかもしれませんね。 フロアーの抜けなどもないようです。 右のドアはテープで固定しているのですが、これはレストア時にドアキャッチを紛失してしまったためで、予備のドアもご用意されていますのでそのドアキャッチの流用で問題解決です。(レストアされる際にもう一台部品取り用の車両を用意されておられましたので、納車の際に使えるパーツはいろいろいただけるとのことです。 うれしいですね。)
エンジンは圧縮はあります。火花も飛びます。キャブ調整と多少のメンテナンスで復活するのではないでしょうか。
そういえば右フロントタイヤもパンクしていました。 ホイールは純正のものを含め2セットおまけでつきます。
きっちり仕上げられたらそこはオシャレな2800CSです。日頃の足車にもいいかなとも思いますがいかがでしょうか。
さて車両は愛知県にございます。 自走はできませんので購入者様のご手配で移送はお願いいたしますね。
ご連絡お待ちいたします。
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