《メルセデスベンツS124(W124ワゴン)E320》
メルセデスの傑作、W124。(ステーションワゴンはS124となります)
W123時代にすでに完成の域にあったステーションワゴンの姿をさらに進化、熟成させいまだにベストワゴンの名を欲しいままにした、究極のステーションワゴンと言われています。 また最近では、特にオシャレな方に大変人気な車両なのは皆さんご存知のとおり。
W124シリーズは1986年より国内に輸入されました。 ボディは4ドアセダン、5ドアステーションワゴン、2ドアクーペ、2ドアカブリオレ、6ドアリムジンが存在しました。W201型
(190E)
をそのまま大型化したようなデザインで、台形の小ぶりなテールランプが特徴です。リアサスペンションは長らく続いたセミトレーリングアーム式から190E譲りのマルチリンク式に変更されています。フラッシュサーフェイス
(外板の平滑化) が推し進められた結果、メルセデス市販車では史上初となる0.29のCD値となりました。
当時、日本ではご承知の通りバブル現象の真っ盛りだったこともあって大量に輸入され、正規輸入車・並行輸入車ともにバラエティに富んでいました。
「最善か無か」 Das Beste oder
nichts の時代に作られた最後のミディアム・クラスとして現在でも人気は高くW124を中心に扱う中古車販売店も存在しますが、生産終了から相当の年数が経過していることもあり良好な個体は減少しているようです。 又程度のいい個体はそれなりの価格ですね。
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