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 Copris club Nostalgic car Selection
 
'93 HONDA BEAT
 
 

       

   
【 軽スポーツカーを所有する楽しみ 】


ちょっと足を延ばして峠道を行くと徐々に赤や黄色が目に映る季節になってきました。
私たち愛好家にとって最高のシーズンです。

世界に誇る日本の技術をあげるとしたらきりはないのですが、今日お贈りする軽仕様のスポーツカーもその中の一つかもしれません。(そもそも軽規格は日本固有のものですしね)

ホンダでいえばビート、スズキのカプチーノ、マツダだったらAZ-1(OEMでスズキCARAなんて子もいましたっけ)ダイハツコペンなど今思えばよくぞまあてなもんです。
一番の特徴は小さくて軽いこと。そして身の丈に合ったスペックで操ることが楽しいこと。
まさにロータスエランと共通するものです。
しかもミッドシップだったり総アルミの強力エンジンだったりまさにスーパーカーのようなガルウイングだったり、軽規格の中に遊び心いっぱい詰め込んだおもちゃ箱のような個体が百花繚乱。
確実に数は見込めないのは最初からわかっていたでしょうが、当時の各社は遊び心いっぱいに競って発表したのですね。

そんな1台である今回ご紹介するホンダビート。
エンジンパワーは特別ではないのですが軽量かつミッドシップの恩恵によるその回頭性は目を見張るものがありました。
製造終了後30年ほどになりますが、いまだに多くのファンがいるのがよくわかります。
中古車市場においても結構な値段で取引されているようですね。

最近後継であるホンダS660の製造が中止になりました。ニッチな市場には違いないのですが、誠に残念です。
(最近中古のS660も価格が高沸していまして、「いったいなんだろな、ちょっと違うよな。」という気がしてなりません。)

時代が変わり化石燃料車が徐々に減少するであろう現在、こどもや孫に譲る自分自身の思い出の一つとして手元においてもいいなと思った今回の取材でした。なんといっても楽しい車ですし。
(インジェクションで比較的維持簡単ですし、その他所有の趣味車のように手間暇かかりませんものね)

車輛は実走9900kmあまりの稀有な個体です。ほぼミントのコレクターのための車両とでも言いましょうか。
詳細は各項に記載するとして、まずは画像をじっくりご覧くださいませ。

 EXTERIOR 1
 

最高の状態のエクステリア。
よくぞここまで美しい状態で残っていたと感動ものです。
艶も申し分なく小傷や小錆えくぼなどもありません。
当然のことながらオリジナルのホイールにもがり傷など皆無です。
もともと著名なビートフリークの所有個体だったようですね。

もちろん状態に関してはご自身の目でご確認をお勧めいたします。


 

この角度からのリアビューがファニーで私は大好きです。
これからのシーズン、やはりオープンドライブが最高です。
紅葉見ながらのワインディング最高でしょうね。


   
   
   
 

この横からのシルエットもいいですよね。

 
   
 EXTERIOR 2
 

   
   
 

ピラー周りはオリジナルですので経年劣化による
表面のシートのひびは散見されましたが、
十分及第点だと思います。

 

艶は抜群。
   

リアエアロスクリーンもほぼ劣化はありません。

   
 

ビニール製のオリジナル幌もチジミなどないようです。

 

 

フロントフードを上げてのロケーション。美しいです。


   
   
 

リアトランクススペースが美しいのも重要な要件です。

 
   
ちなみに整備履歴は 平成8年、16年、18年、20年、22年
令和元年、2年、3年が残っています。
 INTERIOR
 

抜群の状態のインテリア。ほぼ新車時のままです。
状態の悪いビートにつきものの雨漏りによる劣化などもありません。
点数でいえば10点満点中の9+でしょうか。


 

走行はは9940km。実走です。
メーター針の発色であったり、メータ内のビスの状態であったり管理状態の良さがうかがえるポイントです。
トリップメーターのリセットボタンの状態もいいですね。
これもビートを査定する場合のポイントの一つです。


 

ステアリングにも詰めによる傷などもないようです。
またウインド周りのウエザーストリップの状態も秀逸です。
 

シートはオリジナルゼブラ柄
擦れやシミなどもなく抜群の状態です。

 

この個体はリアコンソールの位置に
純正のサブウーハーが設置されていますね。

 
 

ミラーの状態もいいですね。

 

シガーソケットは使用履歴はないようです。
パネルの状態も抜群ですね。
オーディオはオリジナルのスカイサウンドシステムとなります。
ちなみにこの個体のスピーカーは全部で5か所です。

 

保管は当然ながら屋内。
雨天時の使用もほぼないようです。
ドアインナーパネルにも乗降時につくこすり傷はありませんね。

 

保管状態が悪いとこの部分に錆が発生するのがビートの特徴。
きれいでしょ。
   
 

ペダル類も9900kmの走行距離からわかる通り
大変美しい状態。

 
 MECHANISM
 

ミッドシップに搭載されたE07AエンジンはNAですが独立3連スロットルと燃料噴射制御マップ切り換え方式を
組み合わせた吸気システム「MTREC」により自然吸気の軽自動車としては唯一64psを
ホンダらしい高回転の8000rpmで発生します。

またレッドゾーンはなんと8500rpm。
高回転を保ってコーナーをクリアするのが面白いわけです。まさにホンダの面目躍如。

ちなみに5速MTのみでATの設定はありませんでした。

1991年8月5日に本田宗一郎さんは亡くなったのですが、この年5月15日の発表会に出席されており
宗一郎さん自身が最後に見送った車輛でもあるのですね。

ちなみにこの子に関しては実走9940kmあまり、どこがどうと気になる部分はありませんでした。
現オーナー様も距離は稼ぎたくないとおっしゃりほぼ目の保養に愛でていらっしゃるようです。

まだまだこれからです。



   
           ◆ コプリスクラブ取材記 ◆

ご存じの通り今年鈴鹿F1グランプリレースが中止になってしまいました。
来年からエンジンサプライヤーとしての参加も取りやめとのことで、何十年かぶりに鈴鹿へ観戦にでもと思っていただけに残念です。(そういえば最後に観戦したのはセナとプロストがいきなり第一コーナーでクラッシュしたあの1戦でしたっけ。先般のハミルトンとフェルスタッペンのあの戦いを見て思い出しました。まさに意地と意地のぶつかり合いでしたね。)

ホンダというブランドは浜松在住の私にとって格別なものがあります。
宗一郎さんの若かりし頃の花街における武勇伝などを伺うとそれはそれは面白い。
(もちろんご一緒に遊ばれた方たちももうわずかになってしまいましたが・・・。)

時代の流れの中で世界中の自動車メーカーも大きくかじを取らなくてはいけなくなった昨今ですが、化石燃料だろうと電気だろうと、はたまた水素だろうとホンダという偉大なメーカーはこれからもきっとワクワクするような夢を与えてくれるに違いありません。

私は、やんちゃで元気でハチャメチャだったかつてのホンダが大好きです。
浜松の方言で「やらまいか」という言葉があります。とにもかくにもやってみようぜということなのですがまさにホンダという企業を表した言葉です。

さあ 宗一郎さんの”Dream”がまた違う形で表現していただけることを・・・・・。期待期待!!


ということで正直今回の個体はそれなりの価格です。
走るだけではなく、所有することに意義を感じる皆様にお贈りしたいと考えているのですが、古いモンキーなどを愛好する皆様と共通する”こだわり”の部分は直接見学されることをお勧めいたします。
(コアなマニアの皆様のこのへんの”こだわったこだわり”は、むつかしすぎて私にはよくわからないのです。)

まずはご連絡お願いいたします。

2021/9
コプリスクラブ
影山雄三

 
ホンダらしい遊び心いっぱいの貴重な個体。
状態は抜群ですので飾ってもよし、峠を攻めてもよし・・・・。
思うまま、気の向くまま遊んでくださいな。





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出品地 愛知県




*車検は令和5年5月まで。
*走行は9940km(実走です)


*もちろん個人売買ですので消費税はいただきません。







掲載車両に関しての質問及び購入、見学のご希望は下記メアド/携帯までご連絡願います。
日中携帯に出られないときもありますが、折り返しご連絡差し上げますので
留守電にメッセージをお願いいたします。(基本的にメールのほうがうれしいです)

Copris Club  代表 影山雄三まで 
h・fone:090-4257-9113  e-mai:copris@zc4.so-net.ne.jp




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