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ｂｙ　ＳＥiyaaセイヤー愛知県代表　コプリスクラブ　影山

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'52 MG-TD Midget

スポーツカーが、広く一般にまで親しまれるようになったのは１９５０年代になってからでした。
この年代は多くのメーカーからスポーツカーが登場しました。
そしてその代表格のひとつがMGミジェット。戦後初めてのMGスポーツカーであるMG-TCに始まる、MG-Tシリーズ・ミジェットはその後のスプリジェットシリーズ登場へのベースを作ったシリーズなのです。

１９４５年に発表されたMG-TCからMG-TDそしてTDⅡ、TFからTF1500へとチェンジしていく１０年の歴史はその後の戦後のスポーツカーの形成過程を見るようなものなのです。

MG-TCは戦前のMG-TBを引き継いだ本当の古典的味わいの一台です。
MGマニアに言わせるとTCまでが本当の武骨なMGそのものだということですが・・・・。

さて今日ご紹介するのは１９４９年に発表されたMG-TD（この子は1952年式となります）
武骨なMG-TCの基本的なシルエットを守りながらより時代の要請に合うようリファインされたモデルです。
しかしながら同時期に発表されたトライアンフTR-2などと比べてもはるかに伝統的かつ古典的なスポーツカーそのものです。

MG-TDの説明は各項に譲るとして、今回ご紹介するこの子は価格も含め少し古典的なスポーツカーでイベント参加をお考えの方にはドンピシャなチョイスかなと思いますよ。

まずはじっくり画像をご覧くださいませ。

百聞は一見にしかずですので気になった方は、見学にお越しいただけたらと思います。

現車は名古屋市にございます。

ご連絡お待ちいたします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2019/6/13
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　コプリスクラブ　代表　影山雄三

EXTERIOR 1

古典的なクラシカルなシルエット。そのラインは１９３０年代のテイストを継承しています。
リアの車軸直前に置かれた吹きさらしのコクピット、後ろヒンジのかわいいドア、サイドステップから前後に延びたフェンダーライン。
むき出しのワイパーモーターが下げられた可倒式の”フォールド・フラット・スクリーン”などそこに古き良き時代の
スポーツカーのディテールを見ることができます。

この子に関しては御覧のとおり過去に元色で全塗装が施されていますのでまだまだ十分美しい。
多少塗装の雑なところも見受けられますが、１０点満点中の７．８はあげられるでしょうかね。
メッキ部分には若干くすみはありますが、磨いてあげればどおってことないでしょう。
尚、基本的に惨い錆やえくぼなどもございません。


幌をクローズしてもさすが絵になります。まあ基本的に雨の日は乗らないほうが・・・・。

やはりオープンがらしいですよね。	１９インチワイヤーホイールから１５インチスティールに進化。これはこれで味があります。
	幌をたたむときはネジ２本緩めればあっという間に・・・。後年のMGミジェットMK1なんかより全然簡単です。

EXTERIOR 2

古典的スポーツカーそのもののフロントフェイス。
グリルのデザインはMGの意匠そのものです。
ちなみにこの子は御覧のとおりグリルもペイントされています。


	ワイパーモーターは御覧のとおりむき出し。


予備タイヤは要交換。	いい感じに時代がかっていますね。
幌は新品に差し替え済ですね。

INTERIOR

インストルメント・パネルは定番の山二つのシルエット。微妙に傾斜しています。
MG-TCではパッセンジャー正面にあったスピードメーターはドライバー側に移動されています。
そのおかげでグローブボックスが新設されました。これはありがたい。

TDオリジナルのインストルメントパネルはレザー張りなのですが、この子はありがたいことにウッドパネルが奢られています。

御覧のとおり左ハンドルですので１９５２年当時アメリカに渡った内の１台なのでしょう。


	シートの状態は御覧のとおり。破れなどありません。
	TCに比べドアのカットは大きくなりより乗りやすくなったようです。

MECHANISM

TDのエンジンスペックはXPAG型直列４気筒OHV1250ｃｃ、54ｐｓ/5200ｒｐｍ、
8.85ｋｇ-ｍ/2600ｒｐｍのパワーとトルクを発生。
フレームは剛性を高めるためにボックス断面の梯子方を採用。
特筆すべきはそれまでの前後半楕円リーフサスペンションからMG初の前輪独立懸架を採用し、
ｗウイッシュボーン/コイルに進化。
リアの半楕円リーフサスもチューニングされ操縦性と乗り心地の向上が図られたようです。

TCと比較して圧倒的に乗り心地やステアリングのフィーリングも改善されました。

そして特筆すべきはそのコーナーリング性能。独立懸架になったフロントサスペンションと、
ワイドになった低圧タイヤの影響で前時代的なTCから格段の進歩です。

古くからのMGマニアに言わせると”ヤワ”になったとの指摘を頂戴しますが
より進化したと受け取るべきでしょうね。

ちなみご紹介するこの子の直近のメンテ履歴は下記のとおりです。

★ブレーキマスターシリンダー交換★前後輪ブレーキホイールシリンダー交換 ★ブレーキホース　フロント、リア交換

★ブレーキパイプ交換★タイヤ４本交換 ★フューエルホース交換★ワイパーモーター交換

★ワイパーアーム、ブレード交換★スピードメーターケーブル交換 ★ラジエーターホース　アッパー、ロア交換

★ラジエーターO/H★キャブO/H ★チョークワイヤー交換★ミッションO/H

現状走る、止まる、曲がるなどの基本動作は特に問題ありませんので、
そのままイベントに充分参加出来ると思います。

エンジンフードは両サイドから開きます。	小癪にSUツインとなります。

SPECIFICATIONS

全長×全幅×全高	3685×1450×1345ｍｍ	車両重量	875ｋｇ	エンジン形式	水冷直列4気筒OHV
総排気量	1250ｃｃ	最高出力	54ｈｐ/5500ｒｐｍ	燃料供給	SU1・1/4×2
トランスミッション	４段MT	ブレーキ	F/R　ドラム	サスペンション	F:　ウイッシュボーン/コイル R:　半楕円リーフ

ＳＥｉｙａａだからこそ、”受け継ぐことができる”
希少な”真”の趣味人（エンスージアスト）による
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実は左ハンドルが導入されたMGはこのTDからでした。
ほとんどはアメリカに輸出され多くの外貨をイギリスにもたらしたのですね。

出品地　愛知県

*車検は令和4年5月迄。
*月割自動車税のご負担願います。

*もちろん個人売買ですので消費税はいただきません。

掲載車両に関しての質問及び購入、見学のご希望は下記までご連絡願います。

Ｃｏｐｒｉｓ　Ｃｌｕｂ　　代表　影山まで　
h・fone:090-4257-9113 　e-mai：copris@zc4.so-net.ne.jp

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出来る限りご自宅まで取材に伺い、責任をもって私がページを作成いたします

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