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'66 FIAT 850 Spider "Sr1" |
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ガレージ全景 ほんと素晴らしい!!
”GS”だったり”ヴェスパ50S”や”ドーフィン”がご同居です。
愛を感じますよね!
いい景観です。
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フィアットは1965年のジュネーブ・ショーにおいて、前年にリリースした大衆車「850(ベルリーナ)」をベースとした2シーター・オープンモデル「850スパイダー」を発表しました。同時発表のクーペと同様、シャシーやRRの駆動方式、パワートレインなどベルリーナのメカニズムを踏襲しながら、ベルリーナともクーペとも全く事なるデザインのボディが与えられたのです。
エクステリア・デザインは社内スタッフによるベルリーナやクーペと異なり、カロッツェリア・ベルトーネに委託されました。そう、当時在籍したジウジアーロの手によるデザインです。
そのスタイリングは、丸みを帯びた流麗なフォルムと、斜めに寝かせて装着されたヘッドランプが特徴でした。今でもジウジアーロのデザインした車種の中で傑作の1台だと称えられているようです。
ボディサイズは全長3,782mm×全幅1,498mm×全高1,220mmで、ベルリーナよりも207mm長く73mm広く、そして165mm低いディメンションでした。ホイールベースはベルリーナやクーペと共通の2,027mmで、車両重量はベルリーナより65kg、クーペより5kg重い735kgでした。サスペンション形式は、ベルリーナ/クーペ同様のフロント:ウィッシュボーン+リーフ式/リア:セミトレーリングアーム+コイル式となります。
1968年にエンジンの排気量を903ccに拡大し「850スポルトスパイダー」に移行したのですが北米の安全基準をクリアする為、ヘッドランプが一般的な直立した形状に変更されました。
またアメリカ国内での人気も高く1973年まで生産されたのです。
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美しい流麗なボディーはジウジアーロのものです。
当時の英国製のオープンカーとは一線をかしたそのデザインはまさにイタリアン。
ご存知かもしれませんが、ヘッドライトとリアランプはランボルギーニミウラとの共通なのです。
現車に関してはボディーにえくぼや錆、小傷などもなく良い状態です。
もちろん過去全塗装されていますので艶も十分です。
どうでしょうね、10点満点の7.9+ぐらいはあげられますかね。
さて後期型Sr2のボディーシルエットと比較してどちらが好みかという究極の選択を求められたとすると。
これはやっぱり野暮ですよね・・・・。
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Sr1の優しいお顔 |
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Sr1のリアビューがやはり好みです。
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どうでしょう、この角度のこのライン。
シンプルですが上品な装いです。潔さの美とでも言いましょうかね。
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純正の鉄チンにホイールキャップ
チープさがいいですよね。
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バンパーの丸が込みの部分のメッキがやせていますね。
まあ味ということで・・・・。
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サイドシルにも錆びは発生していないようです。 |
インテリアは御覧のとおりほぼオリジナル。いい感じに時代がかっています。
少しチープではありますが、樹脂製のパネルがいかにもという感じでいい雰囲気です。
ステアリングももちろんオリジナル、やっぱり純正でないとね!!
シートもおそらく過去に張り替えられているかもしれませんがよい状態を保っています。
またドアの内貼りもきれいなものです。メーター類もフル稼働です。
シートポジションから足を伸ばすとペダル類の位置が少し右寄りかなとも思いましたが
慣れてしまえばどってことはないでしょう。
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いい雰囲気です。
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ダッシュボードに経年による割れあり。
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リアの小荷物スペースの表皮に裂けあり。
素材と経年で仕方がないでしょう。
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フロントのトランクにはスペアタイヤが鎮座。
まあ積載ははさすがに多く期待できそうにないです。 |
ソフトトップは新品に差し替え済です。 |
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リアに搭載されるエンジンは、ベルリーナ用843cc水冷直4OHVをベースに圧縮比アップや
キャブレター変更などのモディファイが施されました。
それに伴い、最高出力は14ps程高い48.7psに、最大トルクは0.9kg程大きい6kgmに向上しました。
殊に最高出力はクーペと比較しても約2ps高く、850シリーズ最強でした。4速MTを介しての最高速度は、
ベルリーナより19km/h、クーペより5km/h高い140km/hでした。
又、ブレーキはベルリーナの4輪ドラム式から、クーペ同様にフロントがディスク式にアップグレードされました。
現車に関しては基本的に1発でエンジンが目覚めアイドリングも安定していました。
画像で確認いただけるとおり機関はかなり手を入れメンテナンスしていただいていますのでひとまず安心。
エンジンルームもきれいですしね。
ミッションに関してはシンクロもしっかりしており、特別癖などもないのですが
慣れるまで少しだけWクラッチを意識したほうがスムーズかもしれませんね。
まあ決してずば抜けて速くはありませんが、軽い車重と相まってヒラリヒラリとワインディングはお手の物です。
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◆ コプリスクラブ取材記 ◆
今回の取材地は福井県福井市
過去にも何度かうかがっている私のロイヤルカスタマー。
車庫全景の画像も掲載しましたが以前と所有個体が違うのが、私の案件をよくご覧いただいている方ならお分かりになるかもしれませんね。
まあほんとに車が大好きな「プロフェッサー」です。
さて春になるとどうしてもライトウエイト・オープン・ツーシーターでして、今回もやはりウキウキな取材でした。
真冬にやせ我慢してのオープンエアーもいいのですが、3月から6月梅雨前のこのタイミングこそがまさに醍醐味です。
櫻から新緑迄の移ろいの中で自然と一体化する最高の季節、本当に大好きです。
いかがです、皆さんも・・・。
ご連絡お待ちいたします。
2024/3
コプリスクラブ
代表 影山雄三
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【出 品 地】
福 井 県
【車輛価格】
\ 3,980,000
*個人売買ですので消費税は不要です。
*一時抹消でのお渡しとなります。
掲載車両に関しての質問及び購入、見学のご希望は下記メアド/携帯までご連絡願います。
日中携帯に出られないときがありますが、折り返しご連絡差し上げます。
copris club 代表 影山雄三
携帯:090-4257-9113 E・mail:copris@zc4.so-net.ne.jp
【出品車輛募集】
大事な愛車の掲載方はご希望の上記メールもしくは携帯までご連絡ください。
基本的に私が、ご指定場所まで伺い取材・撮影後、責任をもってページを作成いたします。 |
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